スティックタイプや固形タイプが主流のお香ですが、最近ひそかに注目を集めているのがペーパーインセンスと呼ばれる紙タイプのお香です。ペーパーインセンスはこれまでのお香にはなかった魅力がいっぱいです。
今回は、ペーパーインセンスの種類や特徴について紹介します。
目次
そもそもペーパーインセンスとは?
日本でも香りを楽しむ文化が根付いてきましたが、新しいスタイルで注目を集めているペーパーインセンスというお香をご存知でしょうか。
ペーパーインセンスとは香りを染み込ませた紙を燃やして楽しむ紙タイプのお香です。一般的なお香はスティックタイプが主流で長く香りを楽しむのに向いているのに対し、ペーパーインセンスは燃えやすい紙製なので火をつけるとふわりと香りが広がります。
紙ならではの新しいお香のカタチ
紙という素材が持つ特徴を活かしたペーパーインセンスならこれまでのお香ではできなかった新しい香りの楽しみ方ができます。
日本ではまだそれほど知られていないペーパーインセンスですが欧米では広く普及しており、自由な発想で使えるお香として人気を集めています。ペーパーインセンスは従来のお香とは全く異なる価値観を与えてくれる可能性を秘めています。
はじめに選ぶならコレ!おすすめペーパーインセンスを紹介
GRASSE TOKYO「ブラックカラント」
フレグランスの人気ブランドGRASSE TOKYOが提案する新機軸のペーパーインセンス / Blackcurrant(ブラックカラント)です。
ブラックカラントはスミレやローズなど華やかさの中にもほのかな酸味が感じられる香りが特徴です。ともすれば酸味のある香りはきつくなりがちですが、ブラックカラントは日本が持つ高度な研究技術とベテランパフューマーの優れた感性により絶妙なバランスでの調香を実現しています。鼻に抜けるさわやかさがありながら長く包まれていてもずっと安らぎを感じられる香りが魅力です。
GRASSE TOKYOのペーパーインセンスはアロマを調香するときにテストで使用するムエット(試香紙)をモチーフにしたユニークなデザインを採用しています。
シンプルながらおしゃれなレトロモダンデザインのスライド缶入りで持ち運びしやすく、缶のフタを裏返せばペーパーインセンスを乗せるスタンドに早変わりします。マッチも付属しているので出先でも気軽に香りを楽しめます。
papier darmenie「トリプル」
papier darmenie「トリプル」は世界最古の紙のお香として知られるペーパーインセンスです。 1885年にフランスで創業したpapier darmenieは世界で人気の老舗お香ブランドです。papier darmenieのペーパーインセンスはもともと手軽に使える消臭剤として開発されたものが始まりです。現在でも香りを楽しむだけでなく嫌な匂いを消す高い消臭効果は健在で、空気を浄化するような使い方でも広く支持されています。 コーヒーやタバコ、お酒など部屋の空気が気になる時にトリプルを使うと嫌なニオイはスッキリ浄化されバニラとバルサミックノートのさわやかな香りが広がります。 ペーパーはメモ帳のように綴られた小さな冊子タイプで、ミシン目で1枚を3辺に分割して使えます。とても燃えやすいですが煙は少なく、火をつけてすぐに香りを楽しめます。
サンタ・マリア・ノヴェッラ「アルメニア」
サンタ・マリア・ノヴェッラのペーパーインセンス「アルメニア」は上品で刺激的な香りが特徴です。恋に刺激を求めるイタリアのブランドだけあって貴族的な風格を感じさせる上品で甘いバニラの香とアバンチュールにも通じるスパイシーさを合わせ持ち、五感を震わせるような大人の香りが楽しめます。
本体は試香紙サイズの紙に香りが染み込ませてあり持ち運びも簡単。天然由来の成分が使用されているので香水の人工的な香りが苦手な方にもオススメです。
アコーディオン状に蛇腹に折ると特に火付きがよく、灰皿などで燃やせばお部屋はあっという間に芳しい香りで満たされます。紙としての質が高く耐久性もあるのでお財布に入れたり芳香剤としてクローゼットやシューズボックスに入れたりといろいろな使い方で香りが楽しめます。
まとめ
日本ではまだそれほど知られていないペーパーインセンスですが、ヨーロッパを中心に世界中で普及している人気アイテムです。
香りのある生活というのはそれだけで心を豊かにします。ペーパーインセンスで香りに包まれた上質の生活を送ってください。