羽毛布団の打ち直しと買い替えで迷うことはありませんか?料金相場と料金にかかわるポイント、クリーニングとの違いについて解説。羽根布団リフォームは自分でもできるの?といった羽根布団リメイクに関する様々な疑問にお応えします。
目次
羽毛布団の打ち直しとは?
羽毛布団の打ち直しは「布団のリフォーム」とも呼ばれる作業です。
へたっている羽毛布団の側生地を交換し、中に入っている羽毛を丸洗い洗浄します。そして、羽毛のカスやホコリなどを取り除いて、中へ戻していきます。通常は羽毛が少なくなってしまうため、新しい羽毛を追加で入れます。
打ち直しをすれば、新品に近い膨らみや触り心地・匂いになるのです。
羽毛布団の打ち直しの種類
羽毛布団の打ち直しは、日本羽毛製品協同組合の定める3種類に分けられます。
1.プレミアムダウンウォッシュ仕上げ
布団を解体して、中の羽毛を個別に専用洗浄機で水洗いした後、新しい羽毛を補充して、新しい生地で仕立て直します。
2.ダウンウォッシュ仕上げ
羽毛布団を解体せずにそのまま洗ってから、新しい羽毛を補充して、新しい生地で仕立て直します。
3.ふとん生地交換仕上げ
中の羽毛は洗浄せず、必要に応じて新しい羽毛を補充して、新しい生地で仕立て直します。
羽毛布団を打ち直すメリット
コストが抑えられる
羽毛の原材料費が高騰し、新品の羽毛布団は値段が上がっている傾向があります。そのため、今までと同じ羽毛量を希望する場合、購入価格も高くなってしまうのです。 打ち直しでは、今まで使っていた羽毛をそのまま使うため、新品を購入するよりも価格を抑えることができます 。
サイズ変更ができる
羽毛布団の打ち直しでは、サイズの調整ができます。例えば、シングルサイズを2枚使ってダブルサイズにする、ダブルサイズをシングルサイズに縮小するなど、自由にサイズ変更が可能です。サイズ変更には追加料金がかかってしまいますが、 使わない布団を活用できる、新たに購入する必要がない といったメリットがあります。
環境にやさしい
羽毛布団を買い替える場合、古い羽毛布団は粗大ごみとして捨てなければいけません。実は家庭から出る粗大ごみの大部分は布団だと言われており、問題視されています。羽毛布団をリフォームしてゴミとして出さないようになれば、地球環境を守ることに繋がるのです。
羽毛布団打ち直しの料金相場と料金に関わるポイント
相場
打ち直しの料金相場は、27,000円~70,000円です。サービス内容と足し羽毛の量、店によっても料金が異なるため、注意が必要です。
羽毛の質と量
足し羽毛は200g前後で打ち直しをする場合、料金相場は27,000円~37,000円です。ボリュームがある仕上がりにするためには、400g以上の足し羽毛が必要です。400gの足し羽毛をした時の料金相場は、33,000円~44,000円になります。また、羽毛の量だけでなく、種類によっても料金が変動します。
側生地の素材
柄や生地によっても料金設定があり、柄などの選択をした時の料金相場は、40,000円~70,000円です。
側生地のキルティング構造
羽毛布団のキルティングには、羽毛の片寄りを防止する構造のものや、保温性に優れた構造のものなど様々な種類があります。また、店ごとに独自の構造を採用している場合もあります。より片寄りが防止でき、より保温性に優れているキルティング構造ほど料金は高くなっていきます。
羽毛布団を打ち直すタイミング
一つでも当てはまればリフォームの時期です。羽毛布団の状態をセルフチェック!
✅ 古い
使用年数10年前後経過している
✅ 重い
汚れが蓄積して、重くなっている
✅ ボリュームがない
全体のボリュームがなく羽毛が偏っている
✅ 破れる
側生地が破れて、羽毛が飛び出ている
✅ 臭い
汗臭い、カビ臭い
羽毛布団の打ち直しは、クリーニングとはどう違うの?
布団クリーニングでは、布団を丸洗いして、汗や皮脂汚れまで除菌・消臭します。また、側生地の汚れも布団クリーニングで落とすことが可能です。側生地に穴やほつれがある、経年劣化によりクリーニングを行うと破れる可能性が高い場合はクリーニングの対象外になることもあります。
羽毛布団の打ち直しでは、布団から羽毛だけを取り出して洗浄するので、クリーニングによる丸洗いだけでは取り除けないチリやホコリもしっかり取り除かれます。洗浄した羽毛は足し羽毛と一緒に新しい側生地に詰め替えて仕上げます。
布団クリーニングは 定期的なメンテナンスでの利用におすすめ です。季節の変わり目に布団を収納するタイミングで、クリーニングに出しておくと、ダニの増殖やカビの発生を防ぐことができます。 側生地が破れたり、羽毛が偏ってきたりした場合には羽毛布団の打ち直し を利用しましょう。
羽毛布団の打ち直しと買い替え、どちらがいいの?
打ち直しと買いえのどちらにするかは、「使用年数」「ダウンの品質」「打ち直し回数」「足す羽毛の量」を把握してから検討すると良いでしょう。
使用年数
10年前後での打ち直しが望ましいとされています。羽毛布団は8年前後で、へたってしまいます。そして、約15年でダウンの寿命になるため、 10年前後で打ち直しをする と良いでしょう。
ダウンの品質
羽毛布団の品質表示タグを見ると、ダウンの量が記載されています。ダウン80%以上の羽毛布団は買い替えよりも打ち直しの方がお得になる場合が多いです。80%以上でボリュームもある羽毛布団を購入すると、5万円以上かかることもあり、高級な羽毛布団になると価格は20万円前後です。
一方、 ダウンの量が少ない羽毛布団を打ち直すと、足し羽毛の量が多くなり、新品を購入するよりも高くなってしまう こともあります。
打ち直し回数
一度打ち直しをした場合、 2回目はできません 。羽毛は使えば使うほど、ダウンの状態が悪くなっていきます。1回目の打ち直しで追加したダウンはまだ状態が良いかもしれませんが、元から入っていたダウンは既に寿命を迎えている可能性が高いです。一度打ち直しをしている場合は、買い換えが最適でしょう。
足す羽毛の量
足す羽毛の量が多い時には、その分だけ価格も高くなります。シングルサイズで足し羽毛が500g以内の場合、打ち直しの方が安いことがほとんどです。ただし、 足し羽毛が500g以上になると、購入した方が安くなる時もある ため、比較をしながら決めると良いでしょう。
羽毛布団の打ち直しは自分でもできる?
羽毛布団の打ち直しは自分ではできません。打ち直しは、布団の解体と羽毛の洗浄・乾燥、側生地の取り替えという工程があります。自分でやるには難しい作業が多く、専用の機器も必要です。 無理をせず、プロに依頼しましょう 。
打ち直しで羽毛布団を蘇らせよう!
羽毛布団の打ち直しをすれば、今まで使っていた羽毛を洗浄し、足し羽毛ができます。そして、新品に近い状態へ回復させ、もう一度使うことが可能です。
サービス内容や足し羽毛の量でも変わりますが、買い換えをするよりコストパフォーマンスも良くなるでしょう。また、打ち直しは愛用していたダウンの再利用や環境問題への貢献・サイズ調整ができるなどのメリットがあります。
これを参考に、打ち直しで羽毛布団を蘇らせてください。
よくある質問
Q.羽毛布団の打ち直しとは何ですか?
A.羽毛布団の打ち直しは、へたっている羽毛布団の側生地を交換し、中に入っている羽毛を丸洗い洗浄します。そして、羽毛のカスやホコリなどを取り除いて、中へ戻していきます。通常は羽毛が少なくなってしまうため、新しい羽毛を追加で入れます。
Q.羽毛布団を打ち直すメリットを教えてください。
A.打ち直しでは、今まで使っていた羽毛を再利用するため、新品を購入するよりも価格を抑えることができます。サイズ変更で使わない布団を活用することができたり、買い替えたりする必要がなく、ごみを減らすことにも繋がります。
Q.羽毛布団の打ち直しとクリーニングはどのように違いますか?
A.クリーニングでは、布団を丸洗いして、汗や皮脂汚れまで除菌・消臭します。打ち直しでは、布団から羽毛だけを取り出して洗浄するので、クリーニングでは取り除けないホコリもしっかり取り除かれます。クリーニングは定期的なメンテナンスとして利用し、側生地が破れた、羽毛が偏ったという場合には打ち直しを利用しましょう。
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ぜひ皆さんも利用して、きれいな布団で過ごしましょう!