羽毛布団は使い続けるうちに中の羽毛が減ってしまうのですが、そんな時に新しいものに買い替える以外にも打ち直し(リフォーム)を検討しているという人もいますよね。そこで今回は羽毛布団のリフォームではどのようなことをやってくれるのか内容を紹介するとともに、羽毛布団をリフォームするメリットとデメリットについても解説していきます。
目次
羽毛布団の打ち直し(リフォーム)ではどんなことをしてくれるの?
羽毛布団をリフォームすることは、一般的に打ち直しと呼ばれています。ただリフォームや打ち直しと言われても、その工程やどのようなことをするのかよく分からないという人は多いですよね。
羽毛布団を打ち直しする工程は業者によって順番や内容が多少異なることはありますが、基本的には布団を解体して中に詰まっている羽毛を取り出すところから始まります。そうして取り出された羽毛は長年の汚れが溜まっているため、専用の機械を使って洗浄されます。ちなみに洗浄する際には、羽毛が縮まないようにお湯ではなく水が使われることが多いようです。
洗浄されて綺麗になった羽毛は専用の機械を使って乾燥させ、乾燥することで購入したてのフカフカした感触を取り戻すことができます。乾燥した後の羽毛は新しい側生地に詰め込まれて仕立てます。この時、使い続けたことで消耗してしまったり布団から出て足りなくなってしまった羽毛が追加されます。
追加される羽毛は元々の羽毛と同じものが使用されるようになっているので、追加された後の感触や性能が異なるということはありません。このように足りない羽毛を追加した状態で新しい生地に詰め込まれ、仕立てれば羽毛布団の打ち直しは完了です。
羽毛布団を打ち直しするメリット
買い替えよりもコストが安い場合がある
羽毛布団を打ち直しするメリットとして挙げられているのが、コストの面です。実は羽毛布団は重要な要素である羽毛の原価が様々な理由で高騰していることから、羽毛布団そのものの値段が上がってきている傾向があります。
そのため現在使っているものと同等のレベルの羽毛布団に買い替えようとすると思わぬ出費になってしまったり、場合によってはグレードを下げなければいけない可能性もあるのです。羽毛布団を打ち直しする際の費用はおよそ15,000円から20,000円程度なので、買い替えするよりも低コストかつ羽毛布団のグレードを下げずに再利用することができます。
このため羽毛布団を長く使い続けたい場合は買い替えるよりも打ち直しをした方が安く済みますし、羽毛の汚れを洗浄することで買い替えるよりも長く使い続けることが可能です。
寿命を延ばすことができる
羽毛布団の寿命は一般的に約10年から15年以上、最長で20年程度とされていて、羽毛布団としての機能や快適さは、時間の経過とともに減少する傾向があります 。 羽毛布団は年月の経過や汚れの蓄積により、羽毛のふんわり感や保温性が減少します。
しかし、リフォームを行うことで古くなった中の羽毛を洗浄し、羽毛布団の元々のフワフワ感や弾力を取り戻すことが出来るのです。 使用によって発生する縫製の緩みや布地の損傷が修復され、布団の耐久性が向上します。これにより、羽毛布団は新品同様の状態に復元され、寿命を延ばすことができるのです。
サイズ変更やボリューム調整もできる
羽毛布団を長年使っていると、サイズを変更したいと思ったり中の羽毛の量を変えたいと思うことがありますよね。羽毛布団を買い替えてサイズ変更やボリューム調整をすることもできますが、実は打ち直しする場合でもこれらの要望を叶えてもらうことが可能です。
しかも買い替えるよりも手軽にサイズ変更やボリューム調整をしてもらうことができますし、細かな微調整にも対応してもらえるので買い替えよりもより自分の理想に合ったサイズやボリュームの羽毛布団にすることができます。
エコや動物愛護につながる
羽毛布団をリフォームするメリットとしてまず挙げられるのが、エコや動物愛護につながるという点です。羽毛布団を買い替えるとなると、古くなった羽毛布団は粗大ごみとして捨てなければいけません。実は家庭から出る粗大ごみの大部分は布団だと言われており、羽毛布団はそのボリュームからかなり場所を取るゴミとして問題視されています。
このため羽毛布団を打ち直ししてゴミとして出さないようになれば、粗大ごみの大部分を減らすことができるのです。また羽毛布団に使用されている羽毛はアヒルやガチョウなどの動物の毛なので、新しい羽毛布団に買い替え続ければそれだけ大量の動物が犠牲になりますよね。 もちろん羽毛布団を打ち直しする時にも新しい羽毛を追加することはありますが、新しい羽毛布団を作る時よりも使用する羽毛の量はかなり少ないです。
このため羽毛布団を打ち直しして使い続けることは、結果として動物愛護活動の一環とすることができます。このように羽毛布団の打ち直しは、地球環境を守るという意味で大きなメリットとなっています。
羽毛布団を打ち直しするデメリット
側生地を再利用できない
側生地を再利用できない 羽毛布団を打ち直しする工程で、中の羽毛を取り出すために布団を解体しなければいけません。その際に解体された側生地は破棄されてしまうため、気に入っている側生地であっても再利用することができない点が唯一のデメリットとして挙げられています。
打ち直しする際の側生地は業者が持っているデザインや生地の中から選ぶことができるようになっているものの、場合によってはリフォーム前の側生地の方が良かったと後悔する可能性もあるようです。
羽毛布団の打ち直しはメリットが多いが検討は必要
羽毛布団のリフォームは、使用中の寝具を長く愛用し続けたいと考える人にとって魅力的ですよね。環境にやさしく、新しい羽毛の追加や側生地の交換により、耐久性を向上させることが期待されます。
さらに、経済的な面でもリーズナブルであるため、予算を抑えつつ寿命を伸ばし、寝具を新品同様に仕上げることができるのです。 ただし、羽毛布団の状態には個体差があり、場合によっては、新品の購入が良い場合もあります。したがって、リフォームを検討する前に羽毛布団の状態を専門業者に確認してもらい、リフォームするか検討することが大切です。
よくある質問
Q.羽毛布団の打ち直し(リフォーム)ではどんなことをしてくれるの?
A.羽毛布団の打ち直しは、まず布団を解体して中の羽毛を取り出し、その羽毛を長年の汚れから洗浄する工程が基本です。専用の機械を使用し、羽毛の縮みを防ぐためにお湯ではなく水を使うことが一般的です。
Q.羽毛布団を打ち直すメリットを教えてください。
A.打ち直しでは、今まで使っていた羽毛を再利用するため、新品を購入するよりも価格を抑えることができます。サイズ変更で使わない布団を活用することができたり、買い替えたりする必要がなく、ごみを減らすことにも繋がります。
Q.羽毛布団を打ち直しするデメリットを教えてください。
A.羽毛布団の打ち直しでは、中の羽毛を取り出すために布団を解体しますが、この際には側生地が再利用できないため、気に入っていた生地を保持できないデメリットがあります。
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