あらゆる衣服の中でも洗いにくく、汚れが気になりやすいのが帽子ですよね。子供から大人まで様々な種類がありますから悩まれる方が多いと思います。型崩れがしやすいことから水洗い不可などの表示があるためにそもそも「洗い方」が大きな悩みになるのではないでしょうか。
そんな帽子の洗い方、実は「クリーニング」が正解なんです。その理由と気になる料金などについてご紹介します。
目次
帽子の洗濯法(家庭で行う方法)
汗などの汚れがつきやすい帽子、洗いにくいとはいえ洗わずそのまま使い続けるのはお勧めできません。帽子が洗いにくい理由として「型崩れしやすい」「分厚い生地やフェルト生地は汚れが落ちにくい」「素材によっては痛みやすく水洗いができない場合もある」などがいえます。お家でするにはこれらを考慮して洗ったり一つ一つ染み抜きをしたり、かなり手間がかかりやすくそもそも家庭ではできない工程も多いんです。
帽子の中でも水洗いができるものなら家庭でもある程度ケアができます。子供用のものには比較的見られます。子供の衣服は特に汚れる機会が多くできるだけ清潔に保ちたいですよね。自宅で洗えるとより頻繁にケアができますから「水洗いができるか」に注目して選ぶのもオススメです。子供用の柔らかな布だけで作られているものなどは他の衣服と一緒に洗濯機で洗える場合もあります。
しかし基本的な家庭での洗い方は洗面器やバケツを利用し手洗いをしましょう。中性洗剤(おしゃれ着用)をぬるま湯(30度ほど)に入れ押し洗いするのが基本的な洗い方です。汚れがひどい部分は歯ブラシや洗剤をぬるま湯で溶かしたものを浸したタオルでこすって落とします。ぬるま湯で二、三回しっかりとすすぎタオルドライをしてから乾かします。日陰を選んで平干ししてください。
帽子クリーニングの勧め
家庭用の水洗いの方法を紹介しましたが、大人向けの帽子ではほとんどが水洗い不可である場合が多いです。自宅での洗濯は綺麗な状態を保つことを考えると基本的には難しいです。そこで「クリーニング」を利用しましょう。クリーニングのメリットはまずプロの技術でシミ抜きなどの細かなケアをしてもらえることです。
大人になってからの衣服はうまくケアさえしてあげれば長く着られるものですし、高価なものでなくても綺麗に保ってあげることでぐっと印象が違いますよね。またドライクリーニングができることがクリーニングへ出す大きなメリットです。帽子の表示にも書いてあると思います。水洗いできないものでも丸洗いできるので衛生的に保つことができます。
しかし、ここで注意しなければいけないのがドライクリーニングもできない帽子があるということです。まずはよく表示を確認し、きちんとクリーニング店に相談しましょう。扱ってもらえる場合もあります。
必要なクリーニングの頻度
必要な洗濯の頻度は季節や帽子の種類によって変わります。シミがつきやすいものやよく使用している場合は汚れが目立つ前、大体1か月に1回くらいしておくと安心です。出かける時などたまにかぶる場合や季節によって変える場合は、その季節が終わった段階(3ヶ月に1回ほど)がオススメです。
夏場など汗をたくさんかいた場合はその都度洗濯できるのが理想です。できない場合でも様々な除菌グッズがあります。シミを防ぐのは難しいのでできるだけ洗濯をすること、清潔に保つためにスプレーなどの除菌グッズをうまく活用することをお勧めします。
帽子のクリーニングにかかる価格
子供用などを含めると600円から、大人のキャップなどには2000円前後が一般的です。ハットなどになるという4000円ほどからです。まとめると一般的なものであれば600円から2000円、高価なものや特殊な場合は5000円以上であることもあります。もちろん店舗にとって違いますから調べてみてくださいね。また、帽子の種類によって受け付けていない場合もあるので確認、相談をしてみてください。
帽子の寿命は何年?
クリーニングに出しても新品と同じ状態になるとは限りません。ある程度綺麗に整えたりシミを薄くすることが限界である場合も帽子の状態によってあります。どんなに綺麗に使用していても帽子にも当然寿命があります。天然素材の場合は短く3年ほどが寿命、一般的には10年が目安です。帽子は特に価格に幅が広く高価なものになればかなりのものになりますよね。
虫やにおいなどの対策も合わせてできるとかなり長い間使うことができます。この寿命というのは完全に壊れてしまう場合ではなく、汚れてしまってとてもかぶれる状態でないという場合です。きちんとしたケアを続ければ寿命を伸ばすことも可能になります。洗濯以外にも家でできるケアもありますし(日焼けケア、ブラッシングなど)クリーニングをうまく利用してできるだけ長く使えるようにケアをしてあげてください。
うまくケアして帽子を楽しもう!
帽子はオシャレだけでなく私たちの生活に欠かせないものです。夏場は熱中症予防でお子さんにもかぶってほしいですよね。
オシャレをするにも大きなアクセントになってくれます。スカーフやブローチなどをうまく活用し同じ帽子でも毎日違う印象で取り入れてみる、香水を帽子にかけ香りを楽しんでみる、大切に長く使う方法はケアだけではありません。まずはぜひ洗濯などのケアの方法を知って最大限に楽しんでくださいね。