カーペットを使用しているという家庭は多いですよね。使用している場所は家族で過ごすリビングなどが多いと思います。普段から人の出入りが多い空間なので、出入りが多ければホコリもたちやすく汚れなども発生しやすくなります。大きな目立ったシミは無いからと安心していても…実は日々の様々な汚れが溜まっています。
サイズも大きなカーペットはどうやって綺麗にしたら良いのか迷ってしまうものですが、コツを知っておけば定期的にカーペットを綺麗に掃除する事ができます。食事などをする事も、家族で過ごす事も多いカーペットのある部屋を、清潔に保てれば今以上に毎日を快適に過ごす事ができますよ。
目次
日頃からやるべき掃除方法
家庭によって違いはあるもののカーペットのサイズは面積もあって大きめです。お風呂場などでの手洗いでは、大変な作業で時間もかかってしまいます。頻繁にはできないカーペットの掃除ですが、日頃から手軽にできる簡単掃除方法があります。
ドラッグストアなどで購入できるカーペットの掃除可能なリビング用洗剤を使います。記載されている用量を目安にリビング用洗剤を水で薄めます。そしてクイックルワイパーなどで使うシート(ドライタイプ)に染みこませましょう。軽く絞ったらクイックルワイパーに装着して普段フローリングを掃除するようにカーペットを拭いていきます。フローリングに比べてカーペットの時には優しく拭いていく程度で大丈夫です。日頃から、この簡単掃除方法をしているとカーペットを清潔に保つ事ができます。
部分的な汚れの掃除方法
カレーや珈琲やお醤油などカーペットに思わずこぼしてしまう事よくありますよね。部分的な汚れもコツを知っておけば、慌てずに対処する事ができます。部分汚れで覚えておきたいポイントが3つあります。
覚えておきたいポイント
「変色を防ぐ為に漂白剤、消毒液などの使用は避ける・洗剤などを使用する場合には少量で試していく・掃除の後はカーペットに洗剤などを残さないようにする」この3つを心がけておくと、部分掃除に失敗してお気に入りのカーペットが使えない状態にしてしまうハプニングも防げます。
部分汚れを落とす手順
ポイントを抑えたらさっそく部分汚れを落とす手順です。カーペットに着いた汚れを、布などを使ってポンポンと軽く叩くように布に吸い取らせていきます。固形の汚れであれば、拭き取るようにしましょう。
次に自宅にある台所用洗剤を水に薄めます。水で薄めた台所用洗剤を綺麗な布などに染み込ませて、もう一度汚れ部分をポンポンと叩くように汚れを落としていきます。
叩く範囲は広がりすぎないように、部分汚れの中心を集中的に軽く叩いて落としていきましょう。
カーペットを自宅の風呂場で洗う方法
40度前後のお湯を溜める
まず、浴槽にお湯を溜めます。汚れが落ちやすいお湯がおすすめです。しかし、後々踏み洗いする必要があるので熱すぎると問題です。40度前後がおすすめです。次に浴槽に洗濯用洗剤を入れます。使用量は容器に記載されている情報から判断しましょう。
浸け置きと踏み洗い
そして全体が水に浸かるようにカーペットをうまく浴槽に入れ、1〜2時間浸け置きします。その後、踏み洗いします。裏返したり、折ったりして全体を満遍なく納得するまで洗いましょう。踏み洗いが終われば、1度浴槽内の水を抜きます。汚水が流れ切ったのを確認した後、もう1度お湯を溜めます。
すすぎ洗い
踏み洗いと同じ要領で今度はすすぎ洗いをします。それを3〜4回繰り返した後、空の浴槽内でカーペットを踏み、水をよく切ります。その後、浴槽の縁などで少し乾かし、ベランダの物干し竿に掛けて乾かしましょう。
カーペットをコインランドリーで洗う
注意点は2つあります。
洗濯表示タグを確認
1つ目は洗濯表示タグをよく確認することです。コインランドリーに行く前に、カーペットに付いているタグをよく確認してください。水洗いが可能かどうか、乾燥機を使用可能かどうかはタグを見れば確認できることが多いです。もし、不可の場合はカーペットの価値が著しく下がったり、他の利用者の迷惑とになるため、コインランドリーの使用は控えましょう。
カーペット洗濯可能なコインランドリーか
2つ目はコインランドリーの洗濯機がカーペット可であるかどうか確認することです。カーペットの洗濯を禁止しているコインランドリーも存在します。カーペットを持って行く前に1度確認しましょう。そもそもカーペットは洗濯機でガシガシ洗うことを想定して作られていないものが多いです。そのためカーペットは洗濯機で洗うと色落ちしやすいです。
色落ちに注意
特に色落ちしやすいウールやシルク、麻、コットンなどの天然素材とレーヨンなどの合成繊維で織られているカーペットは洗濯機には不向きです。ほとんどのカーペットがこれらに含まれます。コインランドリーでカーペットを洗う場合は、事前に色落ちしないことを確認できたもののみにすることをおすすめします。
洗濯機で丸洗いする方法
事前にホコリを取っておく
一番手軽にできるのがこの方法。洗濯可能なカーペットであれば畳んで洗濯ネットに入れて洗濯ができます。
洗濯機に入れる時には大物のカーペットの他には洗濯物は入れずに洗濯機内のスペースに余裕をもった状態で洗っていきます。洗濯の前にはある程度のホコリは掃除機など吸い取っておきましょう。
洗濯機に入らない場合は
ただ、大物カーペットの手洗いは体力も時間も使う事になってしまいます。ハウスクリーニングなどの業者に依頼をしてカーペットクリーニングサービスを利用するというのもおススメです。洗濯機も手洗いもカーペットの丸洗いは洗った後には太陽の下でしっかりと乾かす必要があります。
体力も時間も短縮できてプロに任せる事のできるカーペットクリーニングなら全てお任せする事ができるので便利ですね。
カーペットをクリーニングに出す
クリーニング費用の相場は?
カーペットのクリーニング料金は生地の種類と面積によって決定される場合が多いです。目安として、一般的なカーペット3畳分なら1万円以下で済むことが多いです。高級カーペットとして知られるペルシャ絨毯や中国だんつうなら3畳分で1万〜5万円する場合もあります。
さらに、クリーニングにはカーペットの送料もかかります。自分で運ぶなら問題はありませんが、配送をお願いすると送料だけで 5,000円以上かかる場合が多いです。
まずは見積もりをもらう
想定以上に費用がかさむ可能性もあるので、クリーニングに出すことを少しでも考えている方にはどこにでも良いのでまず見積もりをしてもらうことをおすすめします。
生地の種類によって汚れの落ちやすさが異なるため、クリーニングの効果に差があります。クリーニングしてもほとんど効果がないとお店側から判断されると断られる可能性がありますが、クリーニングできないカーペットは基本的には存在しません。
理想の掃除頻度
カーペットの掃除は毎日しなくても問題は無いですが、定期的に掃除をすると溜まったホコリや汚れが取れてカーペットは勿論、その空間も清潔で新しい空気に変わります。清潔なカーペットを保つ事は花粉・アレルギー対策などにもなります。家族皆が健康に快適に過ごしていく為の理想の掃除の頻度を知っておきましょう。
1ヶ月に1回の掃除が目安
カーペットの拭き掃除の目安は1か月に1回が理想的です。日頃から出来る簡単掃除を使って月に一度掃除をしていきましょう。掃除機をかけるという場合には週に2,3回程度が理想的です。掃除機をかける時に時間に余裕のある時などはカーペットの裏側部分も一緒に綺麗にします。表側の汚れは気づきやすいですが普段目につきにくいカーペットの裏側も、予想以上にホコリなどが溜まっていきやすい場所です。
部分汚れはその都度
部分的な汚れをつけてしまった時には、何もせず放置してしまうと汚れが落ちにくくなってしまいます。部分汚れには早めに対処していきましょう。
注意点
カーペットの素材には色々な種類があります。素材はカーペットについているタグで確認する事ができます。アクリル・ナイロン・ポリエステルなどはカビに強いという特徴がありますがウールはカビ・ダニ共に発生しやすい素材です。積極的に掃除をすればカビやダニの発生も防ぐことができてカーペットも良い状態で、長く使っていけます。
そしてカーペットの丸洗いを自宅でした時の注意点が「乾かないうちに取り込んで使用しない事」です。まだ乾ききっていない状態で使用してしまえばカビなどが発生しやすくなります。他にもお風呂場での丸洗いでは、湯船の残り湯などを使って洗わないように気をつけましょう。入浴剤などを使っていればカーペットを変色させたり傷つけてしまう原因にもなってしまいます。