丈夫だけどシワになりやすい、麻(リネン)素材の洗濯方法や干し方のコツとは

畳んだリネン素材のストール

暑い季節にはリネン素材の衣類を着ることが多いという方もいらっしゃるのではないでしょうか。汗をかいてもサラサラな着心地が続くのが麻素材の良い所。しかし、シワになってアイロンをしても伸びないことも多く、黄ばみに悩まされる素材でもあります。そこで今回は、リネン素材の特徴・洗濯や干し方のコツについてご紹介します。

麻(リネン)素材について

リネン素材のランチョンマット

リネン素材は植物素材から作られたものです。では一体どのような特徴があるのでしょうか。また、お手持ちの洋服はリネン素材か確認することも大事なポイントです。

麻(リネン)素材の特徴

  • 丈夫で実用性に富む
    吸収性・発散性が他の衣類よりも高く、洗っても丈夫なリネンは実用性に富んだ衣類です。
  • すぐにシワになってしまう
    植物素材を使用したリネンは変形からの元に戻ることができずにシワになりやすいです。洗濯した後に、すぐに乾かしたりシワを伸ばしてから干さないといけません。
  • 縮んでしまう
    リネンの含有量によって違いはありますが、材質的に洗ってしまうと5%~10%ほど縮む特性があります。ただ、昨今では縮み防止処理や、縮むことを想定して大きめに作られているものが多いです。
  • 毛羽立ちしやすい
    リネンは丈夫である反面、素材でもあります。したがって、繊維同士の摩擦でシワができたり毛羽立ちしやすいのです。
  • 黄ばみや色移りしやすい
    黄ばみは繊維の奥に皮脂が付着し落としきれないために発生します。リネンは繊維の網目が大きいので皮脂が溜まり黄ばみやすいです。また。繊維が大きいので色移りしてしまうことがあるので分けて洗濯した方が良いでしょう。

麻(リネン)素材の洗濯のポイント

ドラム式洗濯機の蓋が開いている

リネンは、シワになりやすく黄ばみや色移りしやすいものです。そこでリネン素材をうまく洗濯するポイントを押さえましょう。

洗濯する際のコツとは

  1. 中性洗剤を使用する
    中性洗剤はアルカリ性に比べ洗浄した時に、素材への負担が少なく色落ちを防いでくれることが期待できます。
  2. 水・ぬるま湯で洗濯する
    洗濯に使用している水の温度が高いと繊維の縮みを助長してしまうので水か30度以下のぬるま湯を使用しましょう。
  3. 脱水はNG
    脱水は便利である一方でシワの原因にもなります。水に触れゆるくなった繊維を脱水すると絞りジワができます。リネンは、速乾性が高く乾きやすく水分が含まれているほうが水の重さでシワを伸ばしてくれます。

干し方やお手入れの仕方

ワイシャツの上にアイロンを置いている

洗濯の後は、干すこととアイロンがけなどのお手入れが衣類を長く着続けるコツです。ここでもポイントをご紹介します。

ポイント

  1. 日陰で干す
    リネンは、太陽光に弱く記事が焼けやすい素材です。
    干す時は日陰か部屋干しにしましょう。
    太陽にあてずとも風にあたるだけでしっかりと乾かすことができます。
  2. 水分をかけながらアイロンをかけるご紹介した洗濯と干し方をしてもある程度のシワが付いてしまいます。
    そのシワの部分に霧吹きを使って水分を含ませてアイロンをかけましょう。こうすることにより、シワが伸びやすくなると言われています。

最後に

リネン素材は、吸水性と発散性に富んでいて丈夫なものです。しかし、シワや黄ばみやすい性質を持ち合わせます。洗剤は中性洗剤で洗濯し脱水をかけないようにしましょう。また、日陰で干しアイロンがけも工夫することが大切ですよ。
簡単に出来る方法ばかりなので、ぜひ実践してみてくださいね。

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