レースカーテンとは、もう1枚別のカーテンと二重にして使用されることが多い、透明感がある薄めの生地のカーテンのことを指します。ポリエステル素材のものが多くあり、白色が一般的です。外から部屋の中を見えにくくしながらも、適度に日差しをカットしつつ、自然光を取り入れる役目があります。
ここでは、レースカーテンについて、洗濯方法や頻度をご紹介していきます。
目次
レースカーテンは意外と汚れている
レースカーテンは一見すると汚れていないように見えるかもしれません。しかし、外から入ってくる花粉やホコリ、レースカーテンを開け閉めする際に触る手による汚れなど、意外とあらゆる汚れが付着しているのです。
また、普段の生活で発生する食べ物やタバコのニオイなども染み込んでしまいます。レースカーテンと共に取り付けるカーテンよりも汚れている可能性も少なくありません。汚れが分かりにくいことや、そもそもレースカーテンを洗濯するべきということを知らない人も多くいるため、一度も洗わないという場合もあるでしょう。
しかし、思っている以上にレースカーテンは汚れがたまっているのです。その汚れを取り除くためにも、レースカーテンはこまめに洗濯をして、清潔な状態に保っておくのが良いでしょう。
洗濯方法
- 洗濯をする前に洗濯絵表示を確認する必要があります。表示を見て水洗いできるようであれば自宅で洗濯することが可能です。
- 表示に沿って適切な洗剤を用意します。液体洗剤だと生地にすぐ染み込むのでいいでしょう。また、取扱表示に中性という記載があるレースカーテンや色合いの淡いものに関しては、オシャレ着用の洗剤を使うのが良いです。蛍光剤が入っている洗剤を使ってしまうことでもともとの色合いが変化してしまう恐れがあるので注意して下さい。
- レースカーテンをカーテンフックから取り外し、目立った汚れがないか確認します。カーテンフックから外す理由としては、付けたまま洗濯することで洗濯中にレースカーテンにカーテンフックが引っかかってしまい生地の破れや痛みの原因になる可能性があるためです。万が一、取り外しのできないカーテンフックのついたレースカーテンである場合は、カーテンフックが内側になるようにたたむと良いです。
- レースカーテンの裾も見てみましょう。レースカーテンの裾は意外と汚れている場合があります。汚れがある場合は、洗剤の原液を汚れている部分につけます。その他の目立った汚れには、液体酸素系漂白剤を使うのも効果が期待できます。
- カーテン全体の汚れがないか確認が終わったらレースカーテンをジャバラ状にたたみ、洗濯中の生地の傷みや洗濯ジワを防ぐ大きめの洗濯ネットに入れて洗濯機に入れます。なお、気になる汚れがある場合は、汚れている部分を表側にして入れることで汚れが落ちやすくなります。
- レース生地は傷みやすいため、洗濯機のドライコースか手洗いコースが良いでしょう。脱水に関しては、シワができるのを防ぐために短めに行うのが良いです。脱水後は、シワがつかないようにすぐに取り出して干します。万が一、一度の洗濯で汚れが落ちない場合は、脱水まで行った後にもう一度洗いましょう。
干し方
カーテンレールにかける
洗濯した後のレースカーテンの干し方としては、カーテンレールにかけて干すのが良いでしょう。カーテンレールに吊ってしまうことで、物干し竿に広げて干す必要がないだけでなく、シワや折れ目がつくことなく乾かすことができます。
形を整える
干す時には、形を整えるように丁寧に干すことでヒダの部分もきれいに仕上がります。シワがある場合は、手で軽くたたいて伸ばしたり、下から少し引っ張ったりするなどして形を整えましょう。
注意点
また、レースカーテンを乾燥させるときの注意点としては、レースカーテンは縮みやすい素材のものが多いため、乾燥機を使用することは避ける方が良いです。カーテンレールに吊るして干すことで、乾いてからもそのまま使用できるだけでなく、改めてカーテンレールに吊るすのにかかる時間の短縮になります。なお、干す際には、洗ったレースカーテンがすぐに汚れてしまわないように、網戸や窓ガラスを拭いてから干すのがポイントです。
どれくらいの頻度で洗うべきか
レースカーテンについては、洗わなくて良いと考えている人や、年に1回だけ洗濯をするという人も多くいます。しかし、レースカーテンは汚れやすく、目立った汚れが無いように見えていてもホコリや花粉などが付着しているのです。
そのため、理想的なレースカーテンの洗濯頻度としては、年に2~3回が適切であると考えられています。長期間洗濯をしないでいると、汚れや付着したホコリ、あらゆるニオイが生地の奥まで浸透してしまい、洗濯しても落ちにくくなってしまう可能性があるだけでなく、繊維が傷んで穴が開いてしまう恐れもあるので気を付けて下さい。
適切な頻度でレースカーテンを洗い、いつでも綺麗な状態を保つのが良いでしょう。