革ジャンを長く着続けたいあなたに正しいお手入れ方法とその頻度とは -

革製品が大好きで、革ジャンを愛用しているという人も多いのではないでしょうか。革ジャンを使っていて困るのがお手入れです。しっかりお手入れしてあげないと、せっかくの革ジャンを痛めてしまう事にもなります。今回は、革ジャンの正しいお手入れ方法や注意点、どのくらいの頻度でお手入れすれば良いかなど、役立つ情報をご紹介します。

どうして手入れをするの？

みなさんは、大切な革ジャンをしっかりお手入れしていますか？お手入れが面倒でほったらかしにしている、そんな方も多いのではないでしょうか。なぜお手入れが必要かというと、革ジャンは湿気や汚れに弱く、そのままにしておくとカビが生えたりしてしまうからです。

汚れを落としてからしまおう

例えば革ジャンを着て外出し、そのままタンスにしまう行為はNGです。見た目は綺麗でも、外出先で埃や食べ物の汚れが付着している場合があります。それをそのまま風通しの悪い場所に保管してしてしまうと、カビが生えてしまう事も。革製品は湿気に弱いものですが、それ以上に汚れがカビの原因になっている事が多いです。汚れがついていなかれば、多少湿気があってもカビはそれほど生えません。もし革ジャンにカビが生えてしまった場合は、汚れが付着していた可能性があります。そのため、こまめにお手入れしてしっかりと汚れを落としてあげる事が大切になるというわけです。

必要なものはコレ！

革ジャンをお手入れするのに、いくつか便利なアイテムがあります。まず用意しておきたいのがミンクオイルです。ミンクオイルは油分の補給に使います。革ジャンは動物の革でできているため、乾燥しやすく定期的な油分補給が必要にあります。そのために、ミンクオイルは最適なアイテムです。

馬の毛のブラシが最適

後はブラシも用意しておくと良いでしょう。革ジャンをブラッシングしてあげる事で、表面についた汚れや埃を落とす事ができます。ブラシといっても、何でも良いわけではありません。ブラシによっては革ジャンを傷つけてしまう場合もあります。革ジャンを痛めず、優しく汚れを落とすには馬の毛で作られたブラシが最適です。ブラシと合わせて、クロスも用意しておきましょう。

手入れ方法紹介

革ジャンをお手入れする時は、まずブラッシングから始めます。これで表面の汚れを落とし、綺麗にしておく事でしっかりとオイルが塗り込めるようになります。もし目立つ汚れがあった場合は、クロスや布を使って拭き取りましょう。乾拭きで優しく磨けば、多少の汚れならしっかりと落ちてくれます。もしそれでもダメな場合は、ぬるま湯につけた布を絞り、拭きあげると良いです。

オイルを塗り込む

表面の汚れが落とせたら、今度はオイルを塗りこむ作業になります。ミンクオイルを布に塗り、それで革ジャンを拭きます。拭くといっても、汚れを落とすというよりは油分を染みこませる作業になるので、ゴシゴシ拭くのではなくポンポンと叩きこむように塗っていくと良いでしょう。最後に乾拭きで仕上げれば、お手入れは終わりです。

注意点

自分で革ジャンのお手入れをする時ですが、いくつか注意したいポイントがあります。まず大切なのは、オイルを塗る前に必ず表面の汚れをとっておくという事です。汚れがついたままオイルを塗ってしまうと、汚れが革ジャンに染みこんでしまい、汚れが落ちにくくなってしまいます。

オイルのつけすぎはNG

また、オイルをつけすぎるのも厳禁です。革の乾燥を防ぐためのオイルですが、塗りすぎてしまうと表面がベタベタになってしまいます。この状態では、汚れもつきやすくなるので注意してください。それだけでなく、革の皮膚呼吸の妨げにもなってしまうので、少量ずつ状態を見ながら塗っていくと良いでしょう。もしそれほど乾燥が気にならないなら、無理にオイルを塗る必要はありません。

どのくらいの頻度で手入れするの？

お手入れをしっかりする事で、革ジャンを長持ちさせる事ができますが、一体どのくらいの頻度でお手入れすれば良いのでしょうか。いくらお手入れが大切だからといって、毎日のようにする必要はありません。しかし、ブラッシングは着用した後にしておくと良いでしょう。ささっと表面の汚れを落としておくというのも、大切なお手入れです。

オイルを使うタイミングは季節の変わり目

ただ、オイルを使ったお手入れは、それほど頻繁に行わなくても良いでしょう。逆に毎日毎日オイルを塗るというのは、革ジャンを痛めてしまう原因にもなります。どのくらい革ジャンを使用するかにもよりますが、基本的には季節の変わり目にオイルでお手入れをしてあげれば十分でしょう。また、長期間タンスに保管する前などに、一度しっかりとしたお手入れをしておくのもおすすめです。

手入れ後の保管方法

革ジャンは、どんなにしっかりお手入れをしていても、間違った保管をしてしまうとカビが生えてしまう事があります。お手入れした後は、正しい方法で保管してあげる事が大切です。
基本的には暗い場所で陰干しするのが一番なのですが、部屋に出したまま長期間保管するのは難しいという場合も多いでしょう。クローゼットに保管する場合は、除湿剤を入れて革ジャンの上に布をかけておくと綺麗に保管できます。革ジャンにかける布は、綿100％のものが望ましいです。使わなくなってTシャツなどを被せても良いでしょう。こうする事でカビの繁殖を防ぐだけでなく、日焼けの防止にもなります。