革靴にひび割れが! 原因から補修方法まで徹底解説

こんにちは、安心と品質にこだわる宅配クリーニングをご提供するカジタクです。
お仕事やお出かけに履くことが多い革靴は、足元をスッキリと清潔にみせられます。この革靴を長く愛用していると、ひび割れができることがよくありますね。しかし、捨てるのももったいないので、ひび割れの原因や修理方法を知っておくと便利です。今回は、革靴がひび割れる原因から目立たなくする方法、日々のお手入れについて説明していきます。

この記事のポイント!
・革靴のひび割れは乾燥が原因で、完全には消せないが、ブラッシングやクリームで目立たなくできる。
・日々のお手入れと定期的なメンテナンスが重要で、古いクリームを落とし、適度な保湿を心がけることがひび割れ防止に効果的。
・ひどいひび割れは、パテやヤスリで補修するか、専門店でのクリーニングを検討。

愛用している革靴にひび割れが…

革靴は、表面からひび割れができやすくなります。牛や馬など動物の皮を使った素材はデリケートなため、日頃の手入れが必要なのです。電車の中などで踏まれるような外からのダメージによるひび割れも考えられるので、革靴用のクリームやクロスは常に用意しておくと良いでしょう。

毎日傷みが蓄積していた

革靴は、上手に手入れをして修理しながら履き続けると、10年以上使用することができます。また、靴自体を傷めないように靴べらを使って履いたり、歩き方に気を付けたりするのも、革靴を長持ちさせる秘訣です。革靴を脱ぐときも、つい両足のかかとを擦り合わせて脱いでしまいますが、靴の内側や表面が傷む原因になります。脱ぐときは、手でかかとを抑えて脱ぐのも、傷みによるひび割れを防ぐことができるでしょう。

どうしてひび割れが起きる?

 革靴のひび割れの原因で最も多いのは、乾燥によるもの です。革靴は、使っているうちに表面のオイル分が乾燥によって少なくなり、柔らかさがなくなってシワができ、そこからひび割れになります。しかし、必要以上にクリームを塗るなどして手入れをしすぎても、ひび割れの原因になるのです。 クリームは塗りすぎると、革靴の表面にクリームの層ができ、通気性が損なわれてしまいます。やがて、クリームは酸化してひび割れ を招いてしまいます。

劣化も原因の1つ

また、革靴を長く履いているうちに劣化してくるのも、シワやひび割れの原因と考えられます。特につま先は、直射日光を浴びやすくダメージを受けることが多いので、ひび割れが起こりやすくなる部分です。つま先部分は小まめなお手入れが必要になります。

ひび割れを消すことはできない

革靴のひび割れは、 ひどくなるほど消すことができなくなり、靴専門店でも元の状態に戻すのは無理 であるといわれています。完全に直すことはできませんが、メンテナンスをすることで目立たなくすることは可能です。革靴のひび割れをこれ以上ひどくしないようにするには、 毎日のブラッシングが重要な役割を果たします。 

放置せずにブラッシング

革の表面には凹凸があるため、ホコリや砂などが溜まりやすく、そのまま放置しておくと革が傷んでしまいます。 革の傷みを防ぐためにも、小まめなブラッシングが必要です 。軽いひび割れは、馬毛ブラシで汚れを落としてクロスで磨くとキレイになることがあります。ブラシだけではダメな時には、クリームを使い豚毛ブラシをかけると良いでしょう。

ひび割れを目立たなくする方法

革靴のひび割れを目立たなくするためには、 パテを使って補修するという方法 があります。ブラシでは改善できないような中間くらいのひび割れにはパテを使って、ひび割れしているところに埋めていきます。パテを埋めた上に、革靴の色に合わせたクリームを塗ると、ひび割れが目立たなくなるのです。

ヤスリで削る方法も

大きくなってしまったひび割れには、ブラシやクリーム、パテでは直すことができません。その場合は、 ひび割れた部分をヤスリで削って補修する方法 があります。細かい紙ヤスリを使って、ひび割れた部分だけを削り、削った部分に革靴と同じような色のクリームを付けます。傷が付いていない革の部分と同じような風合いに見せて、ひび割れを目立たなくする方法です。

革靴の日々の手入れ方法

革靴を傷付けずに長持ちさせるには、日々のお手入れが大切です。傷が付いていなくても、毎日ブラッシングをすると、細かいホコリを落とすことができるので、傷がつきにくくなります。できるだけ、軽く優しくブラッシングするのがおすすめです。 あまり強くブラシをかけ過ぎると、摩擦が起きて余計に傷が付きやすくなります。 特に汚れが目立つ部分には、柔らかい布で拭くのが良いでしょう。コットン100%の柔らかい布を使うと傷付けずに優しく拭くことができます。

定期的にお手入れを

さらに、 革靴は月1回の定期的なお手入れも行うと、より美しく保つことができます。 革靴用のクリーナーを使ったり、クリームで革の保湿や栄養補給をしたりする方法です。革靴を、キレイな状態で長持ちさせられます。

ひび割れを防ぐ方法

革靴に一度付いたひび割れはひどい場合、プロでも直すことが難しくなります。革靴にひび割れが付いてしまってから対処するよりも、日頃からひび割れが起きないようにすることが大切です。お手入れでクリームを付けることを説明しましたが、 ひび割れを防ぐには古いクリームを落とすことも必要です。 

どうしてクリームを落とすの?

 クリームにはロウが含まれているため、たとえ少量でも古いものは落とさなければなりません 。そのままにしておくと革の表面にロウが積み重なり、革の柔軟性が損ねてしまいます。さらに古いクリームの成分が酸化して、革を傷める原因になるかもしれません。古いクリームを落とす専用のクリーナーでキレイにしてから、ブラシなどを使った毎日のお手入れや毎月のメンテナンスを行いましょう。専用のクリーナーは、クリーム以外にも雨に濡れたシミやジュースなどをこぼした汚れにも使えます。

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