ゴム製品のあのベタベタを簡単に取る方法を知りたい!

ゴムボール

こんにちは、安心と品質にこだわるハウスクリーニングをご提供するカジタクです。
学生時代の筆箱からペンを取り出したらラバーグリップの部分がベタベタになっていたとか、放置していたケーブルのゴムの部分に粘り気が出ていたという経験はないでしょうか。久しぶりに使おうとしていた製品のゴムがベタベタだったら、使う気も萎えてしまいますよね。そこで今回は、ゴム製品のベタベタを簡単に取る方法を紹介します。

この記事のポイント!
・ゴム製品のベタベタは加水分解による湿気との反応が原因。
・ベタベタを取る方法には、消しゴムでこする、キッチンハイターや重曹水で洗う、無水エタノールで拭くなどがある。
・予防には、乾燥剤と一緒に密閉容器に保管するか、風通しの良い場所に置くのが効果的。

ゴムのベタベタ汚れの原因は加水分解

そもそも、どうしてゴム製品は長い間放っておくとベタベタになってしまうのか不思議ですよね。ゴム製品がベタベタになるメカニズムは加水分解という現象にありました。加水分解とは水とある物体が合わさった結果、化学分解が起きて別の化合物が発生するという現象です。

つまりゴム部分のベタベタは、ゴムと水がふれてできた結果発生した化合物なのです。ゴム製品に水がかかった覚えなんてないよ、という人もいるかもしれませんが、空気中には目に見えない水蒸気、つまり湿気がたえず漂っています。この湿気の影響でゴム製品の加水分解が発生するのです。

持ち手がゴムの道具でも毎日触っていれば、加水分解で発生したごく微少の化合物は手に付着してとれていきます。化合物が溜まることがないので、何年たってもゴムはさらりと乾いているのです。しかし、何年も放置していれば、それだけ加水分解による化合物がゴムの表面に溜まって、ベタベタと手にくっついてしまいます。

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ゴムのベタベタはこれで解消!

久しぶりに使おうと思っていた道具のゴム部分がベタベタしていたら、気分も盛り下がってしまいますよね。しかし心配はいりません。加水分解でできたゴムのベタベタは身の回りにあるもので除去することができるのです。ここではゴムのベタベタに有効な道具を紹介していきます。

#消しゴムでこする

一番単純な方法は消しゴムを使う方法です。消しゴムでベタベタをこすると、ベタベタを巻き込んだ消しカスができ、ゴムがきれいになります。

#キッチンハイターを使う

台所用漂白剤のキッチンハイターも有用です。キッチンハイターはアルカリ性で、酸性のゴムのベタベタ化合物を中和して、きれいにしてくれるのです。

キッチンハイターは原液で使うとゴムが溶けてしまう可能性もあるので、水で薄めてから使用しましょう。1リットルの水に対して、キッチンハイターをキャップ1杯分溶かします。台所用品へ使用するより濃度が濃いので、必ず手袋をはめてください。ゴムの部分が取り外せるなら、キッチンハイターの溶液の中に浸け置きします。

取り外しができない場合は、溶液をしみ込ませた雑巾をゴムの箇所に巻き付けましょう。どちらの場合も10分ほど置いておけばベタベタが取れます。最後に流水で30秒ほど洗えば完了です。また、同じシリーズのキッチン泡ハイターを使用すれば溶液を作らないくて済みます。直接ゴムの部分に吹きかけて5分ほど置いておいてから、流水で洗い流せばキッチンハイターを使用したときと同等の効果が得られます。

#重曹の活用

重曹を水に溶かすとアルカリ性の溶液ができるので、こちらもキッチンハイター同様にゴムのベタベタ化合物に効果があります。水100mlに対して重曹小さじ1の割合の重曹水を作ります。あとはキッチンハイターのときと同様に、しみ込ませた雑巾をゴムの箇所に巻き付けたり、ゴムを重曹水の中に入れます。つけおきする時間は半日程度です。時間が経ったら水で洗い流し、雑巾で拭きとれば終わりです。

#無水エタノールを使用する

カメラやゲームのコントローラー、パソコンの周辺機器などの精密機械についているゴムがベタベタしている場合は、無水エタノールを使うのが効果的です。精密機械に水は厳禁なので、キッチンハイターや重曹は使えません。対する無水エタノールはその名のとおり、アルコール純度が高いのが特徴です。

無水エタノールをしみ込ませた雑巾でゴムを拭くと、ベタベタが雑巾に移ります。また揮発性が高いので、あっという間に乾燥します。このため精密機械の掃除に相性がいいのです。無水エタノールを使う場合は、窓を開けてしっかりと換気をしましょう。また、引火の危険があるので火のそばで作業しないようにしてください。

これで安心!ゴムのベタベタ予防法

ゴムのベタベタを取る方法はわかったけれど、そもそも加水分解を起こさせたくないという人もいるでしょう。そんな人のために、ゴムを加水分解から守る方法も紹介します。加水分解は湿気によって引き起こされるので、ゴムが付いている道具を保管するときは、密閉できる容器を用意し、乾燥材のシリカゲルを一緒に入れて保管するようにしましょう。

密閉容器には、チャック付きのポリ袋や食料保存用のタッパーがあります。また、蓋の部分に乾燥剤が入っているドライボックスという容器もあるので、こちらも活用してみましょう。道具が大きすぎてしまえる容器がないという場合は、なるべく風通しのよい場所に置いておくのがベターです。

ゴムのベタベタの悩みとはこれでさよなら!

ゴムのベタベタを取るのに有効なものは、消しゴム、キッチンハイター、重曹、無水エタノールといろいろあることがわかりましたね。久しぶりに引っ張り出した道具のゴムが粘っこくなっていたとしても、今回紹介した方法を試せば簡単にきれいにすることができます。正しい掃除の仕方を知っていれば、もうあの不快なベタベタに悩まされる心配はありません。

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