カーペットは上を歩くだけでなく、座ったり寝転んだりすることもありますよね。そんな快適なカーペットも、掃除をしないとダニが発生するだけでなく、さまざまなニオイが染みついて気になってしまいます。常に清潔に保ちたいと思っても、カーペットは汚れがたまりやすいですし、毛が長いと掃除しにくいものです。この記事では、カーペットを清潔にするおすすめカーペットクリーナーを紹介します。
目次
ダニアースパウダー
アース製薬が開発したダニアースのパウダータイプ(ハーブの香り)です。ダニアースは液体を噴射しますが、ダニアースパウダーはカーペットにパウダーを振りかけてダニを退治します。容量は400グラムで、ダニアースパウダー1本で12畳分振りかけることができます。
振りかけた後は、すぐに掃除機で振りかけたパウダーとダニの死骸を吸い込みましょう。アース製薬の実験では、カーペットに潜んでいるダニはどんな強力な掃除機でもほとんど吸い込めないことが判明しています。しかし、ダニは死骸になると簡単に吸い込むことができるため、カーペットの掃除は必ずダニを殺してからにしましょう。
ダニアースとの違いは成分です。ダニアースはさまざまな薬品が入っていますが、ダニアースパウダーは99.6%が乾燥硫酸ナトリウム(芒硝)、残りの0.4%がフェノトリン(ピレスロイド系)です。乾燥硫酸ナトリウム(芒硝)は入浴剤にも使われているため、免疫力が低い小さな子供がいる家庭はダニアースパウダーの方が安心できます。
ダニアースとは違い、掃除機をかけたあとの換気は必要ありません。ダニアースパウダーでダニ退治をすると、一定の間はダニが発生しにくくなります。ダニを殺したあとは、毎日掃除機をかけるだけでカーペットを清潔に保つことができます。
カーペットシャンプーダニよけ
リンレイが開発したダニを寄せ付けない成分を配合したカーペット専用クリーナーです。容量は480ml、界面活性剤入りのアルカリ性で、カーペット以外の化学繊維にも使用することができます。カーペットシャンプーダニよけを使う前に、掃除機でカーペットの表面に付いたゴミやほこりを吸い取りましょう。
その後、本体をよく振り逆さにして1m2あたり7秒間泡を噴射します。噴射する際にカーペットから40cm程度離す必要があります。カーペットからノズルまでの距離が近すぎると、必要以上に泡がかかってしまい染みになる恐れがあるため注意が必要です。噴射した後は本体の蓋に付いているブラシを使って一定の方向に泡を伸ばしていきます。
カーペット全体に泡を伸ばしたら、固くしぼったタオルなどで水拭きをします。この作業を3回繰り返しましょう。1平方メートルあたり7秒間の噴射なら、18畳分使用することが可能です。人によっては肌が荒れやすい成分が入っているため、使用後は手に泡が付いていなくてもよく洗い流し、クリームで保湿することをおすすめします。
A2Care
ANAホールディングスの子会社である全日空商事が開発した除菌、消臭スプレーです。ANA機内でも使用されているスプレーで、開発から発売まで18年もの歳月を費やしています。成分は99.99%の精製水と0.01%の二酸化塩素です。ほぼ水と同じなため、べたつかないだけでなく、赤ちゃんがいる家庭でも使用することができます。
界面活性剤も入っていません。肌が弱く、界面活性剤入りの洗剤を使えない方でも安心して使用することが可能です。焼肉やタバコから発生した煙などのしつこいニオイにも効果があります。香料も入っていないため、水を噴射しているのとさほど変わりません。
A2Careはニオイの原因とウイルスに効果を発揮するだけでなく、梅雨の時期に湿気やカビが原因で発生するニオイものに対しても効果があります。梅雨に発生するニオイ対策は、梅雨入りの半月前から定期的に噴射しておくことで、あらかじめ予防することができます。容量は300mlと100mlの2種類、詰め替え用は1000mlと300mlです。
クイックル 布・カーペットウエットぶきシート
花王が開発した布やカーペットの汚れをふき取れるシート(4枚入り)です。成分は除菌剤、消臭剤、界面活性剤(非イオン)などで、掃除機やカーペットローラーでは取り切れないゴミやほこりもふき取ることができます。
目に見えにくい汗染みや皮脂汚れはもちろん、カーペットに絡まってしまった髪の毛や衣類から落ちた繊維、ペットの毛までもまとめてふき取れます。ふき取る際に手からずれないようシートには5つの穴が開いており、指を穴に通して手袋のように扱うことが可能です。
布製ソファやイスの座面にも使用できるため、カーペットのついでに周辺も掃除できます。シートの作りは3層になっており、真ん中の層には除菌効果や消臭効果のある洗浄液を染みこませてあります。デニムや麻、シルクの製品に使用すると色落ちしてしまうため注意しましょう。
掃除機だけで清潔に保つのは難しい
掃除機は目に見えるゴミやほこりは吸い取れても、繊維の奥に入り込んだものを吸い取ることは難しいため、清潔に保つにはカーペットクリーナーが必要です。紹介したどのカーペットクリーナーも使用してから一定の期間は防虫、防臭効果が持続するものの、効果が切れると使用前と同じ状態に戻ってしまいます。そのため、定期的にカーペットクリーナーを使用することをおすすめします。