梅雨が近づくにつれて、衣類乾燥機の活躍することも増えてきますよね。雨が続く季節にむけて、乾燥機のフィルターのお掃除してみませんか?汚れたまま、放置しているとカビが生えて、気付いたときには手遅れなんてことも。頻繁に使う家電だからこそ、常にキレイに保っておきたいものですよね。
目次
こんな症状が出てきたら
「最近乾燥にかかる時間が長くなった気がする」「乾燥がおわったのにまだ湿った感じがする」こんな症状がでていたらフィルターが目詰まりしているかもしれません。フィルターが目詰まりしていると効率が悪くなって乾燥が不十分になったり、よけいな時間がかかって電気代がかかるということにも繋がってしまいます。
フィルターのお掃除
フィルターは出来れば使うたびにお掃除するのがおススメです。毎回糸くずを取っているからと思っていても、実は衣類乾燥機のフィルターは何層にもなっているものがあり、それぞれにほこりなどが付いているので、一番上だけのフィルターのお掃除では不十分なんですよ。
糸くずポケットがある場合は
糸くずポケットが付いているものは、まず表面に付いている糸くずなどを手で取り除いてから、カバーをはずします。どちらかに回すと外れるようになっていると思うので確認してからはずしてください。
フィルターは優しく丁寧に
内フィルターの中にあるフィルターが一番細かいほこりなどでよごれやすいので、掃除機で吸うか、やわらかいブラシなどで取り除いてくださいね。使い古した毛先の柔らかくなっている歯ブラシでもOKです!
普段の使い方にも気をつけよう
衣類乾燥機にはちょうど良い容量があるので多すぎるのはもちろん少なすぎるのもおススメ出来ないんです。多すぎると乾くのが遅くなりますし、ムラにもなりやすく乾燥機自体にも負担がかかりますよね。少なすぎると動きがはげしくなり、傷みやすくなるんです。適量に気を付けて効率よく使いたいですよね。
配管パイプにほこりがつまったら
お手入れをさぼっていたり、長くつかっているとフィルターの奥の配管パイプの中までほこりが詰まってしまいます。軽い汚れなら「パイプクリーナー」などで取ることもできますが、ひどい汚れの場合は無理をせずにプロに任せるのをおススメします。
洗濯槽の洗浄方法
洗濯槽の専用洗剤が売られているので使っている人も多いでしょう。より、コスパのよい方法としては、漂白剤がおすすめです。水に溶けるときに泡立って汚れをはじく効果がある粉末の漂白剤を愛用しているプロもいます。分量は漂白剤の使用方法に従ってくださいね。洗浄効果を高める方法として、お湯を使うとよいですよ。
洗濯槽の洗浄は最低でも2~3時間、可能ならひと晩つけ置きするのがおすすめです。
つけ置きが終わったら洗濯ものを入れずに、「洗い」、「すすぎ」、「脱水」の順番に運転すれば洗濯機のお掃除は完了です。1回で汚れが落としきれず、カビやほこり、洗剤カスが浮いてくることもあります。汚れがひどい場合は、「洗い」、「すすぎ」、「脱水」を繰り返し、汚れが浮いてこなくなるまで続けてください。
洗濯機の運転切替作業を何度も行うと時間がかかるので、洗濯機の「槽洗浄」コースを利用するとつけ置きだけでなく全ての作業を自動で行ってくれるので便利です。
ドア部分のゴムパッキンのお掃除方法
ドア部分のフタ裏やゴムパッキンの裏は隠れているので普段は見逃しがちですが、洗剤カスやほこりが溜まります。ドアのフタ裏もゴムパッキンの裏も洗濯槽を洗浄しても落ちません。ほこりや洗剤カスが固まり洗濯物に付着してやっかいなので放置は厳禁!定期的にお掃除しましょう。
まず、いらないタオルを用意して、手に巻き付けて手の平全体で拭き取ってください。狭いところはタオルを巻きつけた指先を使うと汚れが落としやすいです。指が入らない場合は歯ブラシや隙間ブラシを使いましょう。
フタ裏やゴムパッキンの裏は凹凸が多いので、いつの間にか汚れがごっそり溜まってしまいます。隠れた場所の汚れを見逃さない方法として、懐中電灯で照らしながら掃除するのもおすすめですよ。ドラム式の洗濯機の場合は、洗濯槽のパッキンの内側も必ずていねいに拭いてくださいね。
その他パーツのお掃除方法
フィルターなど細かい部分の汚れは、カビや菌の繁殖の原因になります。これらのパーツが汚れると、洗濯物がにおったり、洗濯物に汚れが付着したり、洗濯の仕上がりが悪くなるので定期的に掃除しておきましょう。
フィルター類など外せるパーツは外して洗います。歯ブラシのような細いブラシを使ってぬるま湯で洗えば洗剤を使う必要はありません。外したパーツの本体側に汚れが付着していることが多いので確認してください。もし、洗剤や柔軟剤の投入ケースに固まった洗剤や柔軟剤がこびりついていたら、60℃くらいのお湯でとかしてこすると落ちやすくなるのでお試しを。
面倒だからとパーツ汚れを放置しておくと洗濯機の故障原因になるだけでなく、洗濯や乾燥の運転時間も長くなります。汚れ落ちや乾燥の仕上がりが悪くなれば、電気代や水道代がよけいにかかることになりかねません。
洗濯機に汚れを溜めない方法
洗濯機に汚れを溜めないようにと思っても、いつの間にか洗濯物がにおったり洗濯機がカビたりしているんですよね?
つまり、洗濯機の掃除は気づいてからでは遅いんです。汚れてからでは掃除に手間がかかってしまいます。そこでおすすめなのは、月1回の定期的なお掃除です。
何度も掃除をするのは面倒な気持ちになってしまうので、ドアのフタ裏やパーツのお掃除を洗濯槽の洗浄とセットで行うのがよいでしょう。汚れが固まってしまってからでは落とす作業にも手間がかかります。固まる前なら洗濯槽の洗浄と一緒に落ちてしまう汚れもあるはずです。
定期的なお掃除の間隔は、月に1回。まだカビてない、まだ汚れてないのであれば汚れを落とす作業は短時間で楽になります。また、ほこりや汚れがなければ洗濯や乾燥によけいな時間がかからず、水も電気もムダになりません。大切な洗濯機の寿命も延びるので、ぜひ実践してくださいね。
まとめ
衣類乾燥機の汚れは主にフィルターの汚れですが、層になっていたり、機種によって違うので説明書などを見てお掃除しましょう。パイプなどの内部にまでほこりが詰まってしまったらプロにお任せするのがおすすめです。雨が多くなると乾燥機を使う機会も増えるのでこまめにお掃除しましょう。