こんにちは、安心と品質にこだわる家事支援サービスをご提供するカジタクです。
今回は、キャンドゥとのコラボレーションコラムの第2弾として、第1弾のキッチン掃除編に続いて、100円ショップで購入できる「掃除アイテム」を活用した、浴室掃除/ 窓掃除編について、お伝えします。
冬(年末)の大掃除で実際に実施する箇所として、毎年最も多いのが 「キッチン」の掃除(※アンケート調査(※カジタクリサーチ)より)で年毎に若干の順位変動はあるのですが2,3位に「リビング」「浴室」がランキング上位にあがってきます。日々利用する浴室は比較的キレイをキープできているとは思うのですが、この時期は気温の影響で浴室内の湿気を除ききれず、「水垢」や「黒カビ」を繁殖させている可能性があり、この機会に徹底的にその汚れや菌を取り除きましょう。
また寒い時期に外気に触れる窓掃除はとかく億劫になりがちですが、新年を迎えるにあたり、外から明るい光を取り込む窓をキレイにすることで気持ちやテンションもあがってきます。なかなかお掃除する機会が少ない窓も是非この機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
今回もキャンドゥから大掃除に活用したい掃除アイテムを提供いただき、家事代行スタッフが試してみました。皆さんが実際に大掃除を行う際の参考にしてもらえれば幸いです。
・窓のまわりのお掃除は「タイパ」も意識して、掃除アイテムを揃える
目次
浴室は汚れの特性をよく知ってから洗剤を使いましょう
浴室内には 「湯垢」「皮脂汚れ」 といった酸性の汚れと、 「水垢」「石鹸カス」 といったアルカリ性の汚れ(※石鹸カスは酸性の汚れのケースもあるので注意)が混在しており、それぞれの特性に合った洗剤の使用が必要です。アルカリ性と酸性それぞれの汚れを見極め、効率よくお掃除を進めてまいりましょう。
まずは「浴槽」ですが、主な汚れとなっているのは 「湯垢」「皮脂汚れ」。 こちらは酸性の汚れなので、重曹やセスキ炭酸ソーダを使ってキレイにしましょう。まずは重曹スプレー、もしくは重曹水(重曹水は水100mlに対し、小さじ1杯の重曹を目安に)を浴槽内に万遍なくかけ、程良く水をしみこませたスポンジやクロスを使って、やさしくこすります。汚れが落ちにくかった場合や汚れが残りがちな浴槽の縁と壁の境目などには二段式のブラシなども使ってみましょう。もしそれでも汚れが残るようでした、洗剤をセスキ炭酸ソーダに変えるのもよいでしょう。
用途別洗剤早見表
また浴槽内の排水栓も髪の毛や皮脂汚れなどにより ヘドロ化 の恐れが…できれば大掃除の機会に排水管用のミニブラシ(長めのワイヤー)も使ってお掃除してください。最後に浴槽内にお湯をかけ、そのうえでクロスで水滴を拭き上げて終了です。
次に浴室内の「床」掃除について、主な汚れとなっているのが 「石鹸カス」。 こちらはアルカリ性の汚れなので、クエン酸(クエン酸水:水1Lに対し、大さじ2杯程度)を使って、スポンジやブラシをつかってキレイにしましょう。
なお既に ピンクカビ (赤カビともいう…実はカビではなく酵母菌)など汚れがひどくなっている場合、酸性の汚れなので重曹を使ってブラッシングしてください。
ピンクカビを放置し、既に 黒カビ となった場所(ドアのパッキンや壁と床の境目など)については、塩素系の漂白剤(カビ取り洗剤)を検討します。ただ非常に成分の強い洗剤のため、手袋はもちろんのこと、マスクやできればゴーグルの着用をオススメします。また塩素系の漂白剤は他の洗剤と混ぜると 有毒ガス を発生させますので、くれぐれも併用して使用しないことを忘れないでください。
「浴室掃除 編」の最後は、鏡のうろこ取りについてです。 鏡のうろこは「水垢」 です。こちらはアルカリ性の汚れなので、クエン酸水をスポンジやブラシをつかって擦り取るようにしてキレイにしましょう。なかなかうろこがとれないようでしたら、こちらもキッチンペーパーとラップをつかって洗剤をパックし、しばらく放置後に拭き取りのも有効的です。
それでもとれないようでしたら、 研磨剤付きスポンジ をつかって擦り取りましょう。ただし鏡を傷つけないように、十分注意しながら、まずは目立たない隅で試してみてください。掃除後は乾いたクロスで水分を拭き上げて終了です。水分を残したままだと再び水垢の原因になるため、しっかり拭き上げましょう。
窓・網戸・サッシ掃除には100円ショップアイテムで効率よく!
冬の寒い時期に水も使って行う窓掃除は非常に億劫になりますが、ここは手際よく100円ショップのアイテムを揃えて、素早く、そして効率よくお掃除を行いましょう。普段なかなか窓まわりの掃除を行う機会は少ないと思いますが、現在は 「窓用」「網戸用」 それぞれ専用のウェットシートが販売されているなど、アイテムも充実しており、掃除も以前よりも格段にし易くなっています。
窓ガラスの掃除方法
基本は クロス をつかった水拭きになります。窓上部から下に向けて「コの字」を描くように拭いていきます。汚れが残るようでしたら中性洗剤(水1~2Lに対し、小さじ1杯程度)も使って拭いてください。スクイージー(T字型ワイパー)も使うと効率的です。
網戸の掃除方法
取り外しが可能であれば、取り外してデッキブラシなどを使ってブラッシングできると効率的なのですが、取り外しが難しい場合は、網戸を挟むように片手に古いクロスや軍手を添えて、水に濡らしたたわしやブラシ、あるいは上記の写真(左上)にあるような網戸掃除専用のミトンなども販売されているので、こちらを利用しましょう。こちらも汚れが残るようでしたら中性洗剤を使ってキレイにしましょう。なお網目に水気が残らないようにしっかり拭き取りましょう。
サッシ(レール/桟)の掃除方法
まずは刷毛などを使ってほこりを取り除き、次に歯ブラシや上記の写真(中)にある、ペットボトルに装着できる開閉バルブ付ブラシや不織布クリーナー、または縦横切り目を入れたスポンジを手作りいただき(下記写真参考)、水拭きにて隅々までキレイにしましょう。ラクにお掃除できるはずです。
窓まわりの掃除は100円ショップでアイテムを揃えて「タイパ」も意識して、効率よく実施しましょう。
いかがでしたか。冬場に水を使う、特に窓まわりなど寒い外気に触れながらのお掃除はかなり億劫な気持ちになりがちですが、新年を迎えるにあたり、少しだけ気持ちを奮い立たせてみると自然とポジティブな気持ちに転換できるかと思います。ただし無理は禁物。体調管理にも留意しながら、自分のペースでゆっくり行ってください。
さいごに今回のお掃除で買いそろえたアイテムはこちらになります。
キャンドゥでは店頭だけでなく、ECサイトでのアイテム購入も可能ですので、なかなか店頭へ立ち寄れない方はこちらを利用してみてください。
前編 「冬の大掃除は100円ショップアイテムを活用して効率的に キッチン掃除 編」もあわせてご確認ください。
取材協力:株式会社キャンドゥ