カーテンなら、カーテンレールから外して洗濯機で洗うことができますが、ブラインドの場合はそうはいきません。
ビスで落ちないように設置されているために、気軽に外すことはできないのです。
そこで1枚1枚のブラインドを掃除しなければなりません。すごく手間がかかるので、なんとなく敬遠しがちですよね。
手持ちのハンディモップや掃除機などで表面のほこりを取っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、実際には見えている表側だけでなく、裏側にも汚れがついているので、なかなかキレイにすることが難しいです。
縦方向には掃除することができないので、横方向にハンディモップなどを動かすことがコツなのですが、しばらくたったホコリというのはべたついているので取れにくいですよね。軽く拭いただけでは、汚れが落ちないことも多いです。きちんと落ちた部分と落ちなかった部分がムラになってしまったりします。結局掃除しない方が良かったという声が聞かれることもあります。
そんなことがあると、只でさえ面倒くさいのに、さらにだんだん面倒くさくなってしまって、放置してしまうことになりがちです。
まず、これさえあれば面倒くさいブラインド掃除を簡単にできるというアイテムをご紹介します。
目次
これがあると便利!ブラインド掃除アイテム
①軍手
最も手軽なアイテムは、軍手です。
軍手を手にはめて、そのままブラインド掃除に使うのです。
まず、ブラインドの羽根を向こうが見えるように平らな角度にします。軍手をはめた5本の指で羽根を挟み込みながら、横にスライドしていきます。5本の指で、最大4枚ほどの羽根を一気にきれいにすることが出来るので、とても手軽です。
手荒れが心配な場合は、ビニール手袋をはめた上から軍手を重ねてはめると、手荒れの心配なくブラインド掃除をすることができます。
②ブラインド掃除専用アイテム
ブラインド掃除専用のオシャレアイテムが販売されています。ドイツの老舗ブラシメーカー・レデッカー(Redecker)のブラインドブラシです。レデッカーは、柔らかい山羊の毛を使用したブラインド専用ブラシです。ブラシの先端は、窓ガラスを傷つけないようにゴムでコーティングされていて、うれしい工夫がつまっています。
木製の柄で見た目もオシャレなので、使用しない時は壁にかけておいても絵になります。
次に、ブラインド掃除のポイントをご紹介します。
ブラインド掃除のポイント
①ホコリをはらう
まずは、溜まったホコリをはらいましょう。
とにかく手早くやってしまおうと、いきなり雑巾で拭きとると汚れを広げてしまったり、羽根に傷を付けたりする原因になります。面倒がらずに、まずはホコリを丁寧に取り除くことが大切なのです。
掃除機にアタッチメントがついているタイプをお持ちの方は、ぜひ利用することをお勧めします。ブラシ付きのアタッチメントであれば、狭い隙間にブラシを入り込ませてほこりを吸い取ることができます。羽根に沿って横に掃除機を動かすことがポイントです。
掃除機のアタッチメントがついていないタイプでも、代用品があります。ブラシ付きのアタッチメントが付属していない場合は、100均のハケなどを購入して、ホコリを払いながら掃除機で吸い取るといいでしょう。
可動域が広いハンディタイプの掃除機が最もおすすめです。
掃除機がない場合や可動域が狭くて届かない時は、乾いたタオルで払い落とすことも可能です。払い落とす場合は下にホコリが落ちてしまうので、汚れないように新聞紙などを下に敷いておくと片づけが楽です。
②ブラインドを丸洗いする方法
溜め込んでしまったブラインドの汚れ。大掃除の際には、思い切って丸洗いすることをお勧めします。丸洗いできないと思っている人も多そうですね。
しかし、ブラインドは取り外して丸洗いすることができます。
ブラインドを取り外して水洗いすると、新品同様のキレイさによみがえることもあります。ブラインドを丸洗いするメリットは、昇降コードなどのヒモ類もキレイにできることです。どうせなら、新品のようなキレイなブラインドにしたいですよね?
ブラインドの取り外し方
丸洗いをするためには、まずは取り外さなければなりません。
①ブラインドを全て上にあげて畳んだ状態にします。
②解除ボタン・スライドロックを探す
壁に取り付けてあるブランケットと呼ばれる金具の前方に、解除ボタンやスライドロックがあるか探します。
メーカーによって形状や名前に違いがあります。
この解除ボタンやスライドロックを押すと、ブラインド部分が外れるようになっています。
これは共通しているので、片方の手でブラインドが落下してしまわないように支えながら、ボタンを押して外します。大きなブラインドの場合は、落下の心配もあるので、できれば2人で作業すると安心です。
③中性洗剤で洗う
ブラインドが外せたら、お風呂場などの広くて水が使える場所で、中性洗剤を使って優しく水をかけながら洗います。
そのとき直接洗剤を付けるのではなく、スポンジ等に含ませて洗うことでムラを防ぐことが出来ます。
注意点
ブラインドを取り外して洗う場合には、注意点があります。
①ヘッドボックスに水を入れないようにする
ブラインド上部のヘッドボックスと呼ばれる部分には、水を入れないようにすることです。
ヘッドボックスに水が入って濡れてしまった場合は、取り付ける前にドライヤーなどできちんと乾かしておく必要があります。
②ブラインドが重くて落としてしまう
ブラインド本体は外してみると、意外に重量があることに気づかされます。
落下して羽根を破損してしまったり、自分の身体を傷つけてしまったりする可能性があるので、取り扱いには十分に注意しましょう。
できれば、一人では作業しないようにしましょう。
③乾燥させる
ブラインドを洗ったら、立てかけて自然乾燥するのが手軽です。
しかし、よりキレイに仕上げたいのであれば、水気を丁寧に拭き取った後、設置場所へ取り付けて乾燥させることをお勧めします。
次に、ブラインドをキレイに保つ方法をご紹介します。
ブラインドをキレイに保つ方法
①日常的な掃除が重要
せっかくキレイにしたブラインドは、なるべくその状態を保ちたいですよね。そのためには、日常的な掃除がカギとなります。ホコリは溜まってしまうと落としにくくなり掃除が大変になりますが、乾いている状態だと落としやすいので、毎日の拭き掃除でこまめに掃除していくことが重要です。
また、ホコリを付きにくくするためには、部屋の湿度にも気を付けるといいでしょう。
エアコンをつけている部屋では加湿器を設置したり、観葉植物を置いて乾燥を防いだりするようにしましょう。
②ほこり対策
ブラインドの羽に直接する、ホコリ対策もあります。羽根そのものにホコリがつきにくくなるようにするのです。
まず、水で薄めた柔軟剤を含ませた雑巾を準備します。その雑巾を硬く絞ってから、ブラインドの羽を吹き上げるとホコリが付きにくくなるといわれています。
まとめ
ブラインドのお掃除の方法について、おわかりいただけましたか?
ホコリがつきにくくなる予防法や、日々のこまめなお掃除がブラインドをキレイに保つコツでしたね。面倒くさいブラインド掃除ですが、いろいろな便利アイテムを使用してお掃除すると少し楽に取り組めそうです。
ブラインドを取り外して洗う方法は、かなり大変な作業なので、すごくキレイになりますが時間や肉体的に余裕がある時に取り組むと良さそうです。
キレイなブラインドは、見た目もいいですがホコリも退治できて健康にもいいです。是非、参考にして試してみてください。