【エアコンファンの掃除方法】必要なものから手順まで！ -

エアコンの掃除をしよう！と思ったとき、どこまで掃除をすればいいのか悩んだことはありませんか？今回は、エアコンの中でも特にカビやほこりの温床となっている「ファン」の掃除について紹介します！

エアコンファン掃除の必要性

ファンの掃除、一番最近したのはいつですか？
ファンは、フィルターやフィンよりもさらに奥にあります。掃除をするなら、自分で分解して洗うか、吹き出し口から手を突っ込んで掃除をするか、プロに頼まなければなりません。

フィルターやフィンに比べると掃除の手間がだいぶ増えるので、こまめに掃除をしている人は少ないのではないでしょうか。購入して以来手つかずの状態になっているエアコンもあるかもしれません。しかしそれはかなり危険。

カビ

写真のカビは吹き出し口の奥の方に発生しているものですが、カビはエアコン内部全体に発生しています。なぜエアコンにカビが発生するのでしょうか。

カビは湿気が大好物です。エアコンの内部は暖かい空気と冷たい空気が接するので、フィンで結露が起きます。ちょうど冷たいグラスに水滴がつくように。もちろん排水する機能もありますが、一部残り湿気の原因になります。カビ菌は湿気と20-35度程度の温度で繁殖しやすく、ホコリを栄養にしてどんどん発生してしまいます。まさに、夏場のエアコンはカビ菌にとって絶好の環境なのです。

カビ菌が繁殖するとエアコンから吹き出される空気に多量のカビ菌が含まれ、夏型過敏性肺炎などの原因にもなります。
咳っぽいということでエアコンクリーニングを頼む方も多いらしく、特にお子さんがいる家庭では注意したいですよね。

羽の部分にもカビがついているようであれば、かなり内部の繁殖が進行しているサインです。ぜひチェックしてみてください。

ホコリ

エアコンの汚れのもう１つは内部のホコリです。
エアコン稼働時は常に空気が通っているので、家の中のホコリがたまっていきますが、
ホコリだけではなく、外気やキッチンの油汚れ、タバコを吸う場合はヤニなども含まれます。

フィルターなど目に見える表面部分はご家庭でも掃除が容易にできますが、送風ファンのホコリを取るのは難しく分解が必須になります。

エアコンから出てくる空気は、必ず一度ファンを通ります。ファンがカビやほこりで汚れていたら、エアコンからは汚れた空気しか出てきません。そのまま使い続けると、アレルギーの原因になるなど体調を崩す恐れもあります。そうならないためにも、ファンの掃除をしてみませんか。

掃除方法

コンセントを抜く

作業を始める前に、必ずコンセントを抜いてください！忘れると感電の可能性があります。絶対に忘れないようにしましょう。コンセントが見当たらないという場合は、ブレーカーを落としましょう。

ルーバーを手で回す

ルーバー（風が出て来る吹き出し口の部分）を手で回転させます。もし、回そうとしても回らない機種の場合は、無理に回して作業をしないようにしてください。

タオルで拭く

汚れても良いタオル（雑巾）を用意して、中性洗剤を薄くしたものを染み込ませます。そのタオルでこの吹き出し口の部分を拭きましょう。この時、無理に奥のほうまでタオルを突っ込んで拭くと故障の原因になりますので注意しましょう。汚れを軽く拭き取ったら、水をしみこませたタオルで拭いて仕上げます。

電源を入れて送風で運転

作業が終わったら、電源を入れて送風で運転すれば完了です。

エアコン洗浄スプレーはオススメできない！

エアコンファンを掃除する方法に、エアコン洗浄スプレーを使うものがありますが、これはオススメできません。
スプレーでエアコン内部に薬剤をふりかけると、その薬剤がエアコン内部に残ってしまい、その薬剤が埃やカビの栄養となってしまうのです。スプレーで掃除をすることが、カビの温床をつくることを促進してしまうため、オススメできない掃除方法です。