エアコンがゴキブリの侵入経路になることをご存知でしたか?室外機から侵入するだけでなく、エアコン内に巣を作ることもあります。今回は、見落としがちなエアコンのゴキブリ侵入対策と駆除方法について解説します。
目次
どうしてエアコンからゴキブリ?
家族が生活する部屋に必ず設置されているエアコンは快適な生活に不可欠です。そんなエアコンがゴキブリの侵入経路になってしまうこともあります。エアコンからゴキブリが出できた…という経験のある方もいるかと思います。
エアコンからゴキブリは出ていないという方も事前に対策を取っておくことで、ゴキブリが住みつく最悪の事態を回避しましょう。そもそもなぜエアコンにゴキブリが侵入してしまうのでしょうか?
室外機からエアコンへゴキブリが侵入してくる
エアコンは室内機と室外機でセットです。室内機が部屋の暑い空気を取り込み、エアコン内で空気から熱を取り出して、冷たい空気を出します。空気から熱を取り出す際に発生する水分はドレンホースと呼ばれる管から外に出されます。この ドレンホースがゴキブリの侵入経路 になってしまいます。
エアコン内部がゴキブリの巣となっていることも
ゴキブリの繁殖力は非常に高く、1匹のメスが生涯に産む数は500匹前後と言われています。1度の産卵で約25匹、一生に15~20回産卵することができます。ゴキブリがエアコン内部に住みつき産卵をしてしまうと、一気に数が増えていくことは容易に想像できるでしょう。
エアコン内部がゴキブリの巣になっている場合は、すぐに対処が必要です 。
ゴキブリが好む環境
実は、 エアコン内部はゴキブリが生息しやすい環境 が整っています。ここでは、どのような環境がゴキブリを住みやすくさせているのか解説していきます。
1. ゴキブリの餌がある
エアコンの内部にはゴキブリが生き延びるために必要な水と食料があります。エアコンを運転すると、熱い空気と冷たい空気が触れ合うため、結露水が発生します。冷たいグラスに水滴がつくのと同じ原理です。発生した水分がゴキブリの餌になっています。
また、エアコンは室内の空気を中に取り込み熱交換器で冷たい空気や温かい空気に変え、室内に戻しています。そのため、空気と一緒に室内のホコリや汚れもエアコンに吸い込まれています。ゴキブリはあらゆるものを餌として繁殖するので、エアコンのホコリも食料になってしまうのです。
2.暖かい気温と快適な湿度
ゴキブリは温かくて湿度の多い場所に住み着きます。エアコン内部は結露していて常に湿度が高い状態です。また、冬場はエアコン内が暖かいため、ゴキブリには居心地の良い場所です。
3.暗くて狭い場所
ゴキブリは暗くて狭い場所を好みます。エアコン内部や室外に繋がるホースはゴキブリとって好条件の住処です。エアコン以外にもテレビや電話などの電気製品の中にいることもあります。
エアコン内のゴキブリの巣の確認方法
エアコンがゴキブリの巣になっていないか確認する方法と対処法を見ていきましょう。
エアコン内にフンがないか確認する
ゴキブリのフンがエアコン内にあれば、それは ゴキブリが住みついている証拠 です。ゴキブリのフンは仲間を引き寄せるフェロモンを発しています。1匹のフンが何匹ものゴキブリをエアコンに集めてしまうことになります。ゴキブリの種類にもよりますが、フンの大きさは1mm程度または2~2.5mm程度と非常に小さいです。色は茶・黒色です。
エアコン内のゴキブリの卵は手袋で潰す
ゴキブリの卵は12mm程の俵型で、色は茶・黒色です。エアコン内にゴキブリの卵を見つけたら、注意すべき点は2つです。1つ目は、 卵をそのまま捨てない ことです。ゴミ箱の中で孵化してしまいます。2つ目は、 卵を1つ見つけたら他にないか入念に確認する ことです。せっかく卵を駆除しても残っていたら、意味がありません。
ゴキブリの卵の駆除方法は、 手袋をしてティッシュで潰します 。ゴキブリの卵は卵鞘と呼ばれる殻で覆われているため、殺虫剤が効きません。殻を潰して中の卵が乾燥させることで、孵化ができなくなります。潰した卵はビニール袋に入れてから捨てましょう。
エアコンへのゴキブリ侵入防止対策
ゴキブリがエアコンに侵入するのを防ぐ方法を紹介します。ゴキブリ以外の虫がエアコンに侵入することも防げるので、対策を取って損はないでしょう。
ドレンホースからゴキブリを侵入させない対策
エアコンと室外を直接結ぶ排水ホースであるドレンホースからゴキブリは侵入してきます。簡単にできる対策としては、 ドレンホースの先を地面から浮かせる 方法があります。地上を這っているゴキブリの侵入の可能性を少しでも減らすことができます。
他にも ドレンホースの先端に網などを被せてゴキブリの侵入を防ぐ 方法もあります。侵入防止のために虫が入れない網目のものを選びましょう。ストッキングでも大丈夫です。網の目詰まりは排水不良でエアコンの故障原因になるので定期的に交換しましょう。ドレンホース専用の防虫キャップも市販されています。
また、 室外機の周りに毒餌、虫用トラップを設置 しても良いでしょう。室外機の下は虫が好む環境です。侵入を防ぐだけでなく、ドレンホース周りに寄せ付けない工夫もしておけば、ゴキブリの侵入対策の効果も高まります。
配管用の穴を塞ぐ
エアコンの室内機と室外機を繋ぐホースを壁に通すために、配管用の穴が室内と室外の2箇所に開けられています。穴の隙間は、粘土のようなパテで埋められています。しかし、時間が経って固まると隙間ができたり、劣化でひび割れができたりすることがあります。この 隙間から室内にゴキブリが侵入してしまう のです。また、雨漏りする可能性もあります。
ゴキブリの侵入を防ぐために、この隙間を新たにパテで埋める必要があります。パテはエアコン専用のものが販売されています。値段は200gで約100円、ホームセンターで購入可能です。
- 古いパテを全て外します。古いパテやホコリがついていると新しいパテをつけてもはがれる原因になるため、しっかりと綺麗にしておきましょう。
- パテをよくこねて、指2本分の太さの棒状にします。1箇所につき使用する量は200gが目安です。
- 穴を埋めるように指で押し広げながら隙間ができないようにつけていきます。
エアコンを定期的に掃除する
小まめにエアコンを掃除して、ゴキブリの餌となるホコリを溜めないようにしましょう。エアコンの使用頻度にもよりますが、フィルターを掃除する目安は月に1~2回です。
掃除機と水洗いで簡単にフィルターを掃除することができます。エアコンからフィルターを外したら、ホコリを掃除機で吸い取ります。その後、お風呂場などで水洗いをして、よく乾かしてからエアコンに取り付けます。
乾燥を怠ると フィルターに残った水気が原因でエアコン内の湿度が高くなり、ゴキブリの好む環境を作ってしまうだけでなく、カビの発生にも繋がります 。注意しましょう。
エアコンから部屋へ侵入してしまったゴキブリの駆除方法
「エアコンからカサカサと音がする」「ゴキブリがエアコンに逃げ込んでしまった!」そんな時の対策を紹介します。
エアコンの近くにトラップや毒餌を設置
エアコンにゴキブリがいても 殺虫剤を直接吹きかけるのはNG です。精密な部品で構成されているため故障の原因になります。エアコン内のゴキブリの駆除はエアコン付近にゴキブリ用の捕獲器や毒餌剤を設置して、エアコンから出てきたところを仕留めましょう。
アロマを利用したゴキブリ対策
燻煙剤や燻蒸剤を使用しての殺虫やホウ酸団子を置くことを避けたい方にはアロマオイルでのゴキブリ対策がおすすめです。殺虫することはできませんが、ゴキブリが嫌がる香りのアロマを使用することで、 部屋に寄せ付けない、既に住みついているゴキブリの居心地を悪くする効果 が期待できます。
スパイス・ミント・柑橘・花系の香りなどゴキブリが嫌がるアロマがたくさんあります。代表的なものは、ローズマリー/レモングラス/ミント/ベチバー/ハッカ/タイム/クローブ/キャラウェイです。
使い方は、アロマディフューザーやポットでアロマを焚く、アロマスプレーを作るといった方法があります。アロマスプレーは、精製水90㎖に無水エタノール10㎖とアロマオイル5~10滴を入れて簡単に作ることができます。アロマオイルの量はお好みで調整してください。
アロマは純度の高い上質なものを使わないと効果が薄いので、購入する際や使用前に確認しておくと良いでしょう。
ゴキブリが好きな環境を作らない
エアコンにゴキブリが住みつく原因は、餌となるホコリと過ごしやすい適度な湿度があるからです。まずは、 定期的にフィルターを掃除して、ホコリを落としましょう 。
また、エアコンの冷房運転・除湿運転を使用すると、エアコン内部に結露が発生します。 冷房・除湿運転を使用した後には、1時間以上の送風運転をすることで結露を取り除く ことが可能です。暖房運転で一気に乾燥させてしまうのもよいかもしれません。最近では「内部クリーン」という機能がついているエアコンも販売されており、自動的にエアコン内部の結露を除去してくれる機種もあります。
専門の業者にクリーニングを依頼する
一刻も早くなんとかしたい、確実にゴキブリを排除したい場合は素人には限界があります。プロの業者に依頼しましょう。エアコンにゴキブリがいないという方にも、エアコンクリーニングはおすすめです。プロのエアコンクリーニングでは、自分では掃除できないフィルター奥のエアコン内部の汚れまで落とすことができます。
エアコン内部をきれいに保つことで、ゴキブリが住みつきにくい環境にしましょう。
ゴキブリ駆除時の注意点
ゴキブリを駆除する際は、丸めた新聞紙やスリッパで叩いて潰してはいけません。ゴキブリは不衛生な場所を好み生息しています。潰れることで、ゴキブリに付着した細菌を撒き散らすことになります。
駆除する時は殺虫スプレーを使用 しましょう。
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よくある質問
Q.エアコンにゴキブリが侵入する原因は何ですか?
A.室内機と室外機を結ぶ排水用のホース(ドレンホース)からゴキブリがエアコンに侵入します。また、エアコン内はゴキブリの好む「高温多湿」「暗くて狭い」「餌となる水分とホコリがある」といった環境が整っているため、侵入後に巣になる可能性もあります。
Q.エアコンへのゴキブリ侵入を防止する方法はありますか?
A.排水用のホース(ドレンホース)を地面から浮かせる、網を被せる、市販の防虫キャップを装着するといった方法があります。また、室内機と室外機を繋ぐホースを通す配管用の穴を塞ぐ方法もあります。穴の隙間は、粘土のようなパテで埋められていますが、時間が経って固まると隙間ができ、その隙間からゴキブリが侵入してしまいます。
Q.エアコンから部屋へ侵入してしまったゴキブリの駆除方法を教えてください。
A.エアコンの近くにトラップや毒餌を設置しましょう。エアコンは精密な部品で構成されているため、直接殺虫スプレーを吹きかけると故障の原因になります。燻煙剤や燻蒸剤を使用しての殺虫やホウ酸団子を置くことを避けたい方にはアロマオイルでのゴキブリ対策がおすすめです。殺虫はできませんが、ゴキブリの居心地を悪くする効果が期待できます。
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