ガスコンロ掃除は五徳やバーナーにこびりついた油汚れやこげつきが厄介ですが、コツを掴めば意外に簡単!ガスコンロ周りの汚れの落とし方を解説します。重曹など必要な道具やスコンロ掃除をプロに任せるメリットについても解説します。
目次
掃除前にガスコンロの各部品の役割と素材を理解しよう
<五徳>五徳は鍋ややかんなどを置くツメのある台のことです。黒色のホーロー製ものと銀色のステンレス製のものがあります。ホーロー製のものは掃除する際に塗装が剥げてしまうこともあるので、注意してください。
<バーナー>
バーナーは「温度センサー」「点火プラグ」「立ち消え安全装置」「バーナーキャップ」で構成されています。素材はメーカーによって異なるため、使える洗剤やお手入れ方法については、取扱説明書を確認しておくと良いでしょう。
<天板・排気カバー>
天板とは、火の出るコンロの下部分のことです。素材は主に、ホーロー、フッ素コート、ガラストップ、ガラスコートの4種類です。
排気カバーは、魚焼きグリルを使用した時に煙を出す排気口の上に取り付けてあり、コンロの一番奥にある部分です。素材はメーカーによって異なるので、取扱説明書で確認しましょう。
ガスコンロ汚れの種類とは?
ガスコンロ周辺の主な汚れは、調理時の焦げ付きと油汚れです。
〈焦げ付き〉
調理の際、煮炊き、炒め等による、食材や調味料の飛び散りが、ガスにより、熱せられて炭化したものになります。カレーやシチューなどには、デンプン成分(小麦粉など)が多く含まれているため、非常に落としにくい頑固な焦げ付きになってしまうことが、少なくありません。
〈油汚れ〉
キッチンでは、色々な方法によって調理されます。その中で、油汚れの主な調理方法は、炒め物や揚げ物によるものが大半を占めています。油ハネが起こった際、サッと拭けば、その時は問題ないと感じますが、時間の経過とともに酸化が起こり、ベタ付いたり、変色して塊り汚れへと姿を変えていきます。放置時間が長いほど、汚れが頑固になり、落とすのが難しくなっていきます。
ガスコンロでは、「こげつき汚れ」と「油汚れ」が混ざり合って、より頑固な汚れとなってしまいがちです。ガスコンロの汚れには、その他も色々な種類が含まれています。
- 油が樹脂化したもの
- 料理の汚れ
- 水垢
- 石鹸カス
- カビ
ガスコンロを自分で掃除する方法
ガスコンロの汚れは重曹で掃除できる!
重曹の主成分は「炭酸水素ナトリウム」になります。水に溶かすと弱アルカリ性へと傾き「酸性」の中和を促します。 油汚れや焦げ付き、手垢などは酸性の汚れになりますから、汚れが落ちます 。
重曹に熱を加えると、二酸化炭素の泡が発生します。この特性を利用して、汚れに直接重曹をかけ、熱湯をかけると、泡がガンコな焦げ付きを分解し、汚れを落としてくれます。汚れの性質を知ることが、効率的にお掃除を進める上では重要です。
五徳の掃除方法
鍋やフライパンを火にかける際、置く台を五徳と言います。素材はホーロー製が多いですが、近年ではステンレス製品も増えています。
〈必要な道具〉
- 重曹
- スプレーボトル
- スポンジ
- 歯ブラシ
- 布巾
〈掃除方法〉
- スプレーボトルに重曹水を作ります。100ccのぬるま湯に小さじ1杯の重曹を入れてよく振ってください。
- 五徳を外して、重曹水をスプレーします。
- 5~10分程放置したら、汚れを洗い流します。スポンジで軽くこすったり、細かい部分は歯ブラシを使用して汚れを落とします。
- 布巾で水分を拭き取ってよく乾燥させたら、完了です。
〈注意点〉
ホーローの素材は、ガラス製になりますので、汚れの除去には、力加減を見ながら行ってください。
バーナーの掃除方法
〈必要な道具〉
- 重曹
- スプレーボトル
- スポンジ
- 歯ブラシ
〈掃除方法〉
- スプレーボトルに重曹水を作ります。100ccのぬるま湯に小さじ1杯の重曹を入れてよく振ってください。
- バーナーキャップを外して、重曹水をスプレーします。乾いた状態で落とせる焦げがあれば、重曹水をスプレーする前に歯ブラシで落としておきます。
- 歯ブラシでバーナーキャップの溝に詰まった焦げを落とします。凹凸のない部分はスポンジで軽くこすります。
- 汚れを洗い流し、乾燥させれば完了です。
〈注意点〉
裏面には微細な溝がたくさんあるので、重曹水をかけ、歯ブラシで汚れを落とし、水で洗い流します。
天板の掃除方法
〈必要な道具〉
- 重曹
- スポンジ
- 使用後のラップやアルミホイル
- 布巾
〈掃除方法〉
- 汚れの箇所に重曹を粉のまま撒きます。
- 重曹の上から丸めたラップやアルミホイルで汚れを軽くこすります。重曹に直接水を垂らすか、ラップやアルミホイルを水で濡らしてから汚れを落としてください。
- 重曹と汚れをきれいに拭き取ったら、完了です。
〈注意点〉
酷い焦げ付きの場合はスクレーバーを使った削り取りを行います。金属のヘラではキズをつけてしまうので、スクレーバーを使用するようにしましょう。なければ、プラスチック製のカードでも代用できます。
魚焼きグリルの掃除方法
〈必要な道具〉
- 重曹
- スポンジ
- 袋または大きな桶
〈掃除方法〉
- 魚焼きグリルの網を外し、受け皿に熱いお湯を入れ重曹を振りかけます。網は袋や大きな桶に重曹とお湯またはぬるま湯を入れて、そこにつけ置きをしておきます。
- 受け皿に入れたお湯が冷めるまで放置したら、スポンジを使ってこすります。網は5~10分程放置してからスポンジでこすります。つけ置き時間は汚れの度合いに応じて調整してください。
- 汚れを洗い流して、水分を拭き取ったら完了です。
〈注意点〉
使用後の掃除は、市販の洗剤をつけて洗うだけで十分です。中には、フッ素コーティングされている製品もあるので、スポンジや布などでやさしくお掃除しましょう。タワシなどの使用は、フッ素コートに傷がついてしまうことがあります。
焼き網などに付着している 脂汚れは、発火に繋がる おそれがあります。調理後はくっつきやすくなるので使用後は最低でも、水やお湯などにつけ置き、汚れや臭いが付着しないようにしましょう。
排気カバーの汚れの掃除方法
〈必要な道具〉
- 重曹
- スポンジ
- 歯ブラシ
〈掃除方法〉
- 排気カバーを外します。
- プレーボトルに100ccのぬるま湯と小さじ1杯の重曹を入れて重曹水を作ります。排気カバーに重曹水をスプレーして、スポンジでこすります。汚れがひどい場合には、重曹とぬるま湯を入れた袋や桶でつけ置きをしてください。
- 汚れを洗い流して、水分を拭き取ったら完了です。
〈注意点〉
掃除中、万が一点火してしまうと、衣服や、髪などに燃え移る可能性があります。危険なので、事前に元栓を閉めておきましょう。お手入れ前にガスコンロの使用があると、五徳は特に高温になります。触ると火傷してしまう恐れがあるので、機器に熱がないかは確認しておきましょう。湿気が残っていると、掃除後に火が上手く着いてくれません。また、濡れたままの使用は、故障の原因にもなりますので、分解掃除を行ったあとは、しっかり乾燥してから戻すようにしてください。
ガスコンロ掃除の頻度はどれくらい?
毎日掃除するには、手間が掛かるお掃除なので、概ね以下の頻度でも十分でしょう。
・五徳 :週1回程度
・バーナー:月1回程度
・天板 :月1回程度
※ 毎日料理が終わった後に、天板や五徳は、ダスターなどで拭く 習慣を身につけてしまえば、分解掃除の頻度も、少なくて済むようになるでしょう。
ガスコンロをキレイに保つためのコツ
ゴトク、汁受け皿、グリル排気口カバーなど、取り外せる部品のお手入れ
ガスコンロは複数のパーツから成り立っています。五徳に関しては、前述した通りですが、そのほかにも、存在は知っているが、ついついお手入れを敬遠しがちな場所にスポットを当ててみます。
「汁受け皿」は、五徳の下にあるパーツになります。ガスの火が出るすぐ下なので、意識しているにも関わらず、お掃除は見逃しがちです。使用するものは、五徳掃除で使用するもので問題ありません。焦げ付き、油汚れがメインになるので、重曹を使ってお掃除するのが、効果的です。
もう一つは「グリル排気口」です。この場所のお手入れはなかなか実施する機会がないのではと思います。掃除できるの?と思われがちですが、ご家庭でもお掃除は可能です。ここでも、使用するものは大きくは変わりません。やはり重曹の使用がおすすめです。取り外した排気カバーを、スポンジと中性洗剤で丸洗いし、排気カバー洗浄後は、排気口に落ちたゴミ(調理の際に出た野菜くずなど)を取り除きます。その後、クロスなどにたっぷり重曹水を染み込ませ排気口の中を拭きあげていきます。
バーナーキャップのお手入れ
長年、使っていると、ガスコンロの炎がふぞろいになることがあります。
こういった場合は、バーナーキャップを取り外し、穴や溝に付着していたり、溜まった汚れを取り除かなくてはなりません。使わなくなった歯ブラシやつまようじなど、先端が細いものを使って、汚れを取り除いていきます。 目詰まりは点火不良だけでなく、不完全燃焼など、場合によっては重大事故につながる こともあるので、放置しない方よいでしょう。重曹など用いて水洗い後は当然ながら、しっかりと乾かして下さい。
温度センサーのお手入れ
過度に温度上昇が見受けられる場合、自動的に火を消してくれる温度センサー。この部分も、汚れるケースがあります。当然、お掃除はできるのですが、繊細な箇所になりますので、 センサーが変形しないように、優しく扱う ようにしてください。
かたく絞り水気を抜いた布で付着汚れを拭きとります。側面も同様にしっかりと拭きとってください。汚れがついたままになると、温度センサー自体の感度が悪くなり、いざというときに働かない事態になってしまいますので、この部分も定期的にお手入れするようにしましょう。
トッププレートのお手入れ
お手入れに使用するスポンジなどの素材の種類や硬さによっては、強くこすると表面に傷がついてしまいます。ごしごしとやるのではなく、傷がつかないよう優しく扱ってください。また、トッププレートはほとんどの場合が、ねじで固定する構造になります。 お手入れ時にはプレート部分をみだりに取り外したりしない ようにしてください。重曹や、焦げ付き専用クリーナーなどを適量つけ、スポンジでこすります。ガンコな汚れの場合は、一度熱めのお湯をかけ、ラップで覆います。その後、ラップを丸めてスポンジ代わりにし、緩んだ汚れを落としましょう。
ガスコンロ掃除をプロに任せるメリット
しつこい焦げ付きは、つけおきをして、傷つけないように注意しながら丁寧に汚れを落とすのは非常に大変なので、プロに任される方が多いようです。しつこい油汚れの除去には強力な洗剤などの準備が必要になり、素人では扱うには危険な洗剤を使うことになるため、プロにしかできないクリーニングになります。
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キッチンがキレイになると、毎日の料理が楽しくなりますよ。ぜひ皆さんも一度プロに任せてきれいなお家で気持ちよく過ごしましょう!
よくある質問
Q.ガスコンロ汚れにはどんな種類がありますか?
A.焦げ付きや油汚れがあります。さらにこの2つが混ざり合って、より頑固な汚れとなってしまいがちです。その他にも、油が樹脂化したものや料理の汚れ、水垢、石鹸カス、カビなどがガスコンロを汚す原因になっています。
Q.ガスコンロを自分で掃除する方法を教えてください。
A.重曹を使った掃除がおすすめです。五徳やバーナー、排気カバーには重曹水をスプレーして掃除します。天板には重曹を粉のまま撒いて、ラップやアルミホイルで汚れを落とします。魚焼きグリルは、受け皿には熱いお湯を入れ重曹を振りかけ、網は袋や大きな桶に重曹を入れてつけ置きをします。
Q.ガスコンロ掃除の頻度はどれくらいですか?
A.五徳は週1回程度、バーナーと天板は月1回程度を目安に分解して掃除をします。毎日料理が終わった後に、ダスターで汚れを拭くようにすれば、油汚れや焦げが溜まりにくくなり、分解掃除の頻度を減らすことにも繋がります。
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