オシャレを楽しんだり、生活したりするために欠かせない洋服。しかし、思い入れある洋服というのは、なかなか簡単に捨てられるものではありません。物を捨てることに慣れていない人は、気づいたときには大量の服が溜まっているということもよくあります。まだ着られる洋服をすぐにごみとして捨てるのは、もったいないことです。今回は、着なくなった服の処分方法や、溜めないためにできることなどについて紹介します。
目次
リサイクルショップに持ち込んで買い取ってもらう
洋服を処分する時は、買い取りを行っているショップに持ち込んで売るという方法があります。購入してから日が浅いものや、ブランドものの洋服など、需要があるものは思わぬ高値が付く可能性もあります。安価な値が付けられても、お金をもらいつつ処分できるので、普通に捨てるよりは得した気分になるでしょう。
ファッションにはシーズンがあり、洋服は売る季節によって買い取り価格が左右されます。春には夏物の服、冬には春物の服など、季節を1~2か月先取りしたタイミングで持っていくと、査定価格が高くなる傾向があります。
あまりにも古すぎたり、過度な汚れがあったりなど、状態によっては買い取りを拒否される場合も。そんな時は洗濯して汚れを取ったり、丁寧に折りたたんで持って行ったりすることで、査定時の印象も良くなります。
宅配買い取りを利用する
処分する洋服が多くて、近くにリサイクルショップがない場合、お店まで持っていくのが大変です。そんな時に便利なのが、宅配買い取りです。パソコンやスマートフォンを使って申し込むと、家に専用のダンボールが送られてきます。買い取りしてほしい洋服をそのダンボールに入れて発送すると、後日査定結果が届きます。
宅配買い取りは自宅にいながら洋服を売ることができるのが最大のメリット。日本全国どこでも利用できますし、「仕事が忙しくて時間の都合がつかない」「洋服が多すぎて買い取りショップに持っていけない」、そんな時に便利です。
フリーマーケットアプリを活用
オンライン上で、フリーマーケットのように物品の売買を行えるのが、フリーマーケットアプリ(フリマアプリ)です。フリマアプリでは、不要になった洋服を撮影し、値段を設定して投稿。アプリを利用している多くのユーザーの中に「欲しい」という人がいれば、その洋服を売ることができます。
フリマアプリは、本来ならば値段がつかないような古い洋服や、ノーブランドの洋服などを売りやすいのがメリットです。自分で価格を決めることができるので、「お気に入りの洋服があまりに安くてガッカリ」ということもありません。紹介文を丁寧に書いたり、キレイに洋服を撮影したりすることが、フリマアプリやオークションサイトなどで高く売るコツです。
寄付をする
洋服を集めて、発展途上国へ服を送り届けているNGO団体がいくつかあります。処分を迷っているということは、その洋服はまだ着れる可能性があるということです。そのような着れる服を寄付することで、困っている人のためなどに役立てることができます。寄付は、ダンボールに詰めて宅配便で送ったり、店頭へ持ち込んだりといった方法があります。
また、お店によっては「古着回収ボックス」が置いてある場合も。どのように活用されるかはお店によって違いますが、回収された洋服は再利用されたり、被災地や途上国などに届けられたりすることもあるようです。寄付された洋服は誰かが着るかもしれないので、ボロボロだったり、破れてたりするものは寄付しないようにしましよう。
掃除に活用
使わなくなった洋服は、使いやすい大きさにカットし、雑巾(ウエス)として活用することができます。Tシャツなどを小さく切ってボックスにストックしておけば、雑巾を買う必要がないので経済的です。不要になった布を再利用するので、頑固な油汚れなどに対して気兼ねなく使うことができ重宝します。
ウエスにして大掃除すれば、洋服を処分できるだけでなく、家の中をキレイにできて一石二鳥です。売ったり、人に譲ったりできないような服は、ウエスにして掃除道具にしましょう。
着なくなった洋服を溜めない方法
一年以上着てない洋服は、今後も着る可能性が少ないので処分するようにしましょう。着なくなった服を定期的に処分することが、洋服を溜めないようにするコツです。
また、流行りが去った洋服はしっかりと捨てることが大切です。時代はどんどん変化していきますし、また流行りが来たとしても、全く同じものではありません。イマイチな服を捨てる、そして新しい流行が来た時に買うことで、オシャレ度を底上げすることができます。
着ない洋服を増やす原因に、衝動買いがあります。一年以上着ないような服が多い場合は、必要かどうかしっかり検討せずに買ってしまっている可能性も。その洋服はいつ着るのか、手持ちの衣類に合うかどうかなどを考慮し、本当に必要なものだけ買うようにしましょう。
衝動買いを減らすコツは、一度対象の商品から距離を置くということです。人間の衝動は長くは続きません。欲しいものがあっても、いったんその場を離れることで、衝動を抑えることができます。
洋服を賢く処分しよう
多くの時間を共に過ごす洋服は、愛着が湧いてなかなか捨てることができないもの。それならば、洋服を捨てるのではなく、売ったり、寄付したりしましょう。売ればお小遣いに変えることができますし、寄付すれば誰かのために役に立ちます。
「捨てるしかなかった洋服が他の誰かに着てもらえる」、そう思えばスッキリした気持ちで手放すことができます。