ハサミを研ごう!買ったばかりの切れ味に戻すために

薄いかみでさえなかなか切れなくなってしまったハサミってありますよね。捨てて新しいハサミに買い替えるのもいいですが、自治体によって捨て方が違ったり、捨てる手順が面倒だったりします。そこでおすすめなのが、切れ味が悪くなったハサミを研ぐという方法です。キチンと研いであげれば、買ったばかりの頃の切れ味を取りもどしてくれますよ。

ハサミは捨てるのが面倒なものの代表格

日常的に使うものとして、とても身近な存在のハサミ。紙を切るのはもちろん、食材や花を切るのにも活躍してくれます。しかし、消耗品なので、長く使えば切れ味はだんだんと落ちてしまいます。長くメンテナンスを怠ると、薄い紙を切るのでさえ困難になってしまうかもしれません。

ハサミは、安価で手に入る日用品でもあるので、切れ味が悪くなってしまったら買い替えるという人も多いはずです。しかし、そのまま捨てるのは危険なので、捨てる際に手間がかかってしまいます。捨て方がわからずに、自宅に溜まっている人も多いのではないでしょうか。

まず、ゴミ収集業者の人が怪我をしないように、刃の部分を段ボール等で包んだりして保護する必要があります。また、ハサミの種類によってゴミの分類が変わる自治体もあります。捨てるハサミの種類によって的確に分類しなければならないのです。このようにハサミは、とても身近なものだけれど、捨てるのは面倒なものでもあるのです。

身近にあるものでハサミは研げる!

切れ味が悪くなったので買い替えるを繰り返していると、使えないハサミが自宅に溜まっていったという経験をした人もいるでしょう。そこでぜひチャレンジしてもらいたいのが、ハサミを研ぐという方法です。刃物を研ぐと聞くと、特別な用具を用意したり、専門的な知識が必要なのではないかと思うかもしれません。しかし、専用の研ぎ石が無くても、紙やすりやメイソンジャーといった家庭にあるものでもハサミは研げるのです。

#紙やすりでハサミを研ぐ

この方法で用意するのは、紙やすりと割りばしのみです。まずは割りばしの面積の広い部分に、紙やすりを両面テープで貼り付けます。これだけで、ハサミ研ぎ器が完成。後はやすりの部分で刃の錆びた部分を削っていきましょう。紙やすりの目の細かさは、汚れや錆びの進行度合いによって変えるのがおすすめ。錆びが酷い場合は目の粗いものを利用するとより効果が期待できます。

#メイソンジャーでハサミを研ぐ

メイソンジャーとは、ピクルス等を作る時に使用する口の広いガラス瓶の事です。本来の用途とは異なりますが、メイソンジャーを使って鋏を研ぐ事も可能なのです。やり方ですが、メイソンジャーの周囲に最大限まで開いたハサミをあてがいます。後はメイソンジャーを切る様に、刃を滑らせるだけ。力を入れすぎると危険なので、力まないように軽く滑らせましょう。

刃が滑らかになるまで繰り返したら、濡らしたティッシュやペーパータオルで表面を拭いて仕上げます。注意したい点として、刃を滑らせるときに力を入れ過ぎない事と、メイソンジャーは傷がついても構わないものを利用するという事が挙げられます。

ハサミ研ぎの専門家に依頼してみる

自分ではなかなか上手く研げないという人や、ハサミを研いでいる暇がないという人におすすめなのが、専門業者に依頼するという方法です。専門業者に依頼すると、職人による丁寧な仕事が期待できますので、仕上がりにこだわりたい人にもおすすめです。

では、ハサミ研ぎはどのようなお店で対応しているのでしょうか。包丁などを扱っている金物専門店では、ハサミ研ぎにも対応してくれる場合があります。近所に金物店があるのならば、一度足を運んでみるのもいいでしょう。また、ハサミ研ぎに対応してくれる専門のネットショップも存在しますので、そこに依頼してみるのもおすすめです。

すぐに復活!切れ味の鈍ったハサミを応急処置

急ぎで使いたいのに、切れ味が鈍っていて困ってしまったという経験をした事のある人も多いでしょう。そんな時にぜひ覚えておきたいのが、応急処置の方法です。業者に依頼したり、道具を準備してハサミを研いでいる時間が無い時におすすめです。

やり方ですが、まず消しゴムを用意します。そして、刃の部分についている汚れを、文字を消すように擦ります。消しゴムは、意外と強力に汚れを絡め取ってくれるので、応急処置として最適です。また、汚れを落とすという意味では、アルコールを染み込ませたタオルやティッシュで刃の部分を拭くという方法もおすすめです。

他にも、アルミホイルを使用して切れ味を復活させる方法もあります。まずアルミホイルをくしゃくしゃにして、シワがたくさんできた状態にします。そして、くしゃくしゃになったアルミホイルを切れ味の鈍ったハサミで10回程切ってください。するとアルミホイルとハサミの間に摩擦熱が生じ、溶けたアルミニウムが刃の欠けた部分に付着します。この「構成刃先」という現象が起こる事によって、切れ味が復活するという訳です。

ハサミを研いで長く愛用しよう!

スーパーやホームセンターで手軽に手に入り、日常生活でも欠かす事の出来ない身近な刃物のハサミ。捨てる手間等を考えると、一つのハサミを長く使い続ける事をおすすめします。できるだけ長く使う為に、身近なものを利用して自分で研いでみたり、専門業者に依頼してみましょう。長く使い続けると愛着が沸き、ハサミを使うという何気ない事でも楽しくなるかもしれませんよ。

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