2020年7月1日からレジ袋が有料化。今やエコバッグの普及率は、8割とも言われています。日常的に使うようになったエコバッグですが、意外と汚れていることをご存知ですか?見た目に汚れていなくても、野菜の土や、肉や魚のドリップが付着し、菌が発生している可能性があります。農林水産省では、食中毒予防の観点からもエコバッグの定期的な洗浄を勧めています。今回は、エコバッグのお手入れ方法についてご紹介します。
目次
洗濯方法、脱水と干し方の注意点
手洗い同様、ウィルスや菌の大半は、1回の洗濯でほぼなくなると言われています。汚れたら都度、汚れていなくても週一や月一など、使う頻度によって定期的に洗いましょう。
#洗濯方法
まずは、洗濯表示を見てみましょう。洗濯可のマークがあれば、丸洗いOKです。マークがなくても、購入時のタグなどに”洗濯可”の記載があれば、可能です。
洗濯機で洗う場合は、ネットに入れ、通常通りまわします。デリケートなもの、色移りするものなどは、手洗いがオススメ。洗剤をとかした洗いおけで、やさしく押し洗いし、しっかりすすぎます。
#脱水と干し方の注意点
エコバッグはアイロンがけできないものも多くあります。脱水は、洗濯機も手洗いも1分程度にすると、型崩れやシワを防げます。
干す際は、裏返しにし、シワをのばしてからピンチハンガーなどにつるします。生乾きによる菌の増殖を避けるため、しっかり中まで乾かすのが大切です。
洗えないエコバッグのお手入れ方法
”洗える”表示のないものは、拭くことで清潔を保ちましょう。ここでは、除菌剤がつかえるものと、つかえないもののお手入れ方法をご紹介します。
#除菌シートや除菌スプレーをつかって拭く
除菌シートまたは、除菌スプレーを吹き付けた清潔な布やキッチンペーパーをつかいます。エコバッグの表と裏、持ち手部分など、まんべんなく拭いていきます。
ただし、除菌剤により色落ちや変色することがあります。お手入れ前に、目立たない場所で試してから行いましょう。
しまう際には、中まで乾いていることを確認してください。
#除菌剤がつかえない素材のお手入れ
除菌剤に反応してしまう素材や加工の場合、固く絞ったタオルなどで拭いてみましょう。その際も、しっかり中まで乾かすのをお忘れなく。
手入れの難しいエコバッグは、汚れやすい食品用にせず、日用品や衣類用にするのもオススメです。
定期的なお手入れで清潔なエコバッグライフを
今やどこでも売られているエコバッグ。デザインももちろん大事ですが、買う際には”洗える”ものを選ぶとお手入れが楽です。
いくつか持っている場合、食品と日用品とに用途を分けて使用すると、洗う手間がへります。また、食品を入れる際には、水の出やすいものをポリ袋に入れるなど、ひと手間かけると汚れを防げます。
定期的にお手入れをして、清潔なエコバッグでぜひ気分良く一日を過ごしましょう。