引っ越しにあたって必要になるのが荷造り作業。当日までにはしっかりと整理をしておかなければいけませんが、ただ、物が多過ぎるなどの理由でどこから手を付けたら良いのか分からなくなってしまうことがありますよね。
そのような状況に置かれた場合、ここで紹介する荷造りの手順を実践してみましょう。コツを押さえておけば誰でもスムーズに準備ができるようになります。
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引っ越しまで日にちがない!
そもそもなぜ困った事態に置かれてしまうのか、それはスケジュール調整が良くないことに原因があるかもしれません。明日明後日などの、突然の引っ越しならまだしも、多くの場合は予め日程が明らかになっているはずです。それにも関わらず荷造りをせずにいると、いざ引っ越し日が近付いていた時にも苦労する羽目になってしまいます。特に荷物が多い場合は、それだけ荷造りに時間を要するため、計画的に行動する姿勢が求められるのです。
早めに荷造りを始めよう
したがって日にちが近くなって慌てないためにも、コツコツと荷造り作業を進めていくことが大切です。一挙に作業をすると大変になってしまうのは目に見えていますので、引っ越しの予定ができたと同時に、荷造りのことを意識する位の心構えでちょうど良いと言えます。
まずは要・不要を整理
荷造りを行うにあたり、まず実践したいのが要・不要の整理です。沢山の荷物がある場合、それらを全て新居まで持って行こうとすれば苦労するのは必然です。もちろん全てが必要な物ならば仕方ありませんが、中には不要な物もあるのではないでしょうか。不要品まで荷造りをしたり運んだりをしようとすれば、当然負担は増してしまいますので、まずは余計な物たちを減らしていくことが必要です。
捨てる勇気を持とう
整理の際には思い切りを持って分類していくようにしましょう。「いつか出番があるかも」、「捨てたら後悔をするかも」という意識でついつい残してしまいがちですが、そのような気持ちですとなかなか上手く分類ができません。特に、長く出番がなかった物や存在を忘れていた物など、こういった道具たちが今後必要になる可能性は低いと言えますので、積極的に処分対象にしていくのがおすすめです。
片付けは順番が大切
要・不要の整理をある程度行うことができたら、今度は片付け作業を行っていきますが、その際に大事なのが順番です。基本的にはオフシーズンの物から片付けを行っていくようにしましょう。
例えば、夏場の引っ越しを行う場合なら、冬物の衣類や鍋類、ヒーターなどの出番はないことが多いため、まずはこうした道具をまとめていくことが大切です。オンシーズンの物を整理してしまうと、引っ越しまでに必要になってしまい、また取り出す羽目になってしまうかもしれません。しまったり片付けたりでは効率が良くないため注意が必要です。
貴重品は最後に整理
重要度の高い物は最後に片付けをするのもポイントのひとつ。例えば通帳やハンコなどの貴重品は出番がやってくる可能性があります。また、先に貴重品を片付けてしまうと、行方不明になる恐れもあるため、最後の方に整理を行いしっかりと自分で管理しておくようにしましょう。
荷造りに必要なもの
荷造りに必須の道具としては、まずダンボールが挙げられます。ホームセンターでも販売がされていますので購入するのも良いのですが、スーパーなどで無料の廃材を貰えることもあります。購入をすると意外と費用が掛かりますので、無料の物で済ませてしまうのも良いかもしれません。
軍手もあった方が良いでしょう。手を保護する役割のほか、ゴムのイボイボが付いたタイプですと、ダンボールの運びやすさもアップします。予め作業する人数分を用意しておくと安心です。
ガムテープやひもは多めに用意する
ガムテープやひも類も必須と言えます。ダンボールを閉じる時に使ったり、コード類をまとめておいたりする時にも必要です。意外と消費をするアイテムですので、多めに用意しておいた方が良いでしょう。
他にも工具類も準備しておくと作業がスムーズです。ベッドなどの解体をする際に必要ではあるものの、準備をしておらず作業ができなかったというケースも珍しくありません。作業がストップするとやる気も削がれやすくなりますので、予め手配をしておくようにしましょう。
効率よく荷造りするコツ
荷造りのコツとして、まず部屋ごとに分けながらダンボールに入れていくことです。なんでもかんでもゴチャゴチャに入れてしまうと、新居での荷解きをする際に不便が生じます。例えばキッチンで使う物ならばキッチン用のダンボールに入れることで、後で整理をする際にもスムーズにできるはずです。
なお、ダンボールには中身が分かるよう、ペンなどで記入をしておくようにしましょう。その際にはジャンルや内訳を側面に書いておくことが大切です。上面に書くとダンボールを重ねた時に見えなくなりますので注意が必要です。
ダンボールの大きさで入れるものを変える
大きいダンボールには軽い道具を入れ、小さいダンボールに重たい道具を入れるのもコツのひとつです。サイズのあるダンボールを重くしてしまうと運ぶ時に苦労をするだけでなく、底面が抜けて大変な目に遭う危険性もあります。運ぶ時のことも踏まえながら荷造りをするのが基本です。また、ダンボール全体の重さを揃えると運びやすくなりますので、重さの偏りがないように気を配った方が良いでしょう。
もし終わらなかったら
きちんとポイントを踏まえて作業をすることで、上手に荷造りを行っていくことができるはずです。しかし時には、スケジュールに余裕が持てない、荷物の量が多過ぎるなどして難しいこともありますよね。
そのような時には引っ越し業者や代行サービスなどに依頼してみるのも良いかもしれません。費用がある程度掛かってしまうものの、引っ越しをサポートしてくれる頼れる存在になってくれるはずです。また、自分で行うよりも丁寧に荷造りなどもしてもらうことができます。壊れ物や貴重品などですと自分で運ぶのは不安を感じることもあるものですが、プロに任せておけば安心感を持てます。
予約が必要
ただ、プロに依頼する場合でも前もって予約をしておかないと、当日に来てもらえないこともあります。計画的に行動をしないと全てが上手くいきにくくなりますので、引っ越しが必要になった時にはきちんとスケジュールを立てて行動をしていくようにしましょう。