掃除や洗濯など家事全般で常に物の片付け作業はついて回ります。何度も繰り返しているうちに煩わしく感じるようになり、やる気が出ないことも珍しくありません。やる気が出ないのは日々、同じことの繰り返しになってしまうことが大きな原因です。やる気を出して片付けを楽しくできるように、作業効率の向上や問題点の解消方法を学びましょう。
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片付けが煩わしく思えるのはやりがいを感じられないため
散らかった物を片付けるのは部屋をすっきりと整頓させるのに不可欠です。しかし、散らかった物を元の場所に戻すだけの行為なのでやりがいが感じられず、頻繁に繰り返すと嫌気がさしてしまうことがあります。
また、片付けは状態を綺麗に整える必要があるので、行為そのものは単調でありながら非常に手間がかかるのも問題の一つです。家事の中でも時間と手間がかかる作業でありながら、終わらせてもやりがいを感じにくいのが片付けを煩わしく思ってしまう大きな理由です。
毎日のように同じことを繰り返して、そのうえ何ら得る物が無い行為であると認識してしまうと、片付け作業そのものを拒絶してしまいます。散らかってもまったくやる気が出ない状態になり、そのまま放置する状態に至ってしまうので速やかな対処が不可欠です。
個別に分けて収納することで散らかるのを未然に防ぐ
片付けが必要になる理由は物が散らかってしまうためです。家事のやる気を失わせる片付け作業を避けるには、物が散らからないように予防策を講じることが重要になります。
家庭では衣類、小物類、子供のおもちゃなどが頻繁に散らかる傾向があるので、それらの物品は個別にまとめて収納するのが効果的な対処法です。特に小物類や子供のおもちゃはサイズが小さく数も多いので、いくら片付けてもきりがありません。
そのため、自分が頻繁に使う物でなければ種類ごとにひとまとめにして収納スペースの奥に放り込むのも対処法の一つになります。使用頻度が高い小物類は100円ショップなどで売られている、内部が複数の仕切りで小分けされた容器にしまうのが上手な収納方法です。
色や形状を統一することで片付け作業の効率性が上がる
片付け作業は少量でも意外と手間がかかります。食器やタオル、衣類などは片付けに手間がかかるイメージがありますが、これは数が多い他に形状や色合いが不均一で仕分けが大変なのが大きな理由です。そのため、色や形状を統一させるのが片付け作業の手間を省くことに繋がります。
食器であれば皿やお椀、箸など用途別にデザインを同じ物に統一すればまとめて収納する際に無駄なスペースができる心配がありません。複数個を重ねても嵩張らないので、同じスペース内により多く置くことができます。
タオルも同様に形状を合わせれば収納スペースを無駄なく活用出来ます。同じ形状で色違いのタオルを複数用意すれば用途別に使い分けることができるので、散らかるリスクを大きく軽減させることが可能です。衣類も同様にサイズやデザインを似通ったものにすることで乱雑になるのを避けられます。
安価な便利グッズで片付けやすくなる
物が散らかるのは収納方法に問題があるためです。物が散らかりやすい家庭は大きなサイズの収納容器にいろいろな物をごちゃまぜに押し込んでいる傾向があります。しかし、収納されている時点ですでに散らかっていてはいくら片付けても意味がありません。
容量が小さくても複数の収納容器を買いそろえて、用途や種類別に小分けにするのが綺麗に片付ける工夫になります。その際、収納容器を効率的に配置することを考慮して、形状や大きさを統一することを心がけます。色だけを用途別に変えれば収納容器に入ったままの状態で見分けが付くので便利です。
収納容器に統一性を持たせるならホームセンターや100円ショップなどの量販店で複数個をまとめて購入するのが最善の方法になります。
不要な物は思い切って処分することも必要
家庭内で長く放置されている物品は片付け作業の猥雑化を引き起こします。いつからあるのかわからない、用途も目的も不明な物品があれば思い切って処分することも必要な決断です。無意味にしか思えない物品が大量に置かれている状況は高齢者が同居している世帯に多く見られる傾向です。
何らかの理由でいつか使うだろうと様々な物品が何の脈絡も無く溜め込まれることが多く、場合によってはゴミ屋敷化してしまうケースもあります。具体的な目的が無く、必要な状況も明確に説明できない物品は部屋が散らかる原因になりやすいので速やかに処分するのが最適な対処法です。
不要品を一つでも放置するとそれを口実に次々と物品を溜め込んでしまうことから、処分の際は一切の取りこぼしが無いように注意します。
少しの工夫と考え方の見直しが片付け作業の改善に繋がる
片付けにやる気が出ないのは作業を煩わしく感じるためです。いくら片付けてもきりがない、すぐに散らかってしまうなどの状況が続くことで片付け作業にやりがいが感じられなくなります。効率性を向上させ、物品が散らからないように使いやすい収納容器を活用するなどの工夫が事態の改善に繋がります。
また、家族全員に片付けは大変な作業であると認識させることも家の中を整頓する方法の一つです。片付け作業が大変であると自覚すれば安易に物品を散らかしたまま放置することは無くなります。使う機会が無い物をいつまでも溜め込むことも無くなるので家の中が散らかる回数も少なくなり、それに伴って片付け作業も短時間で済みます。
家の中を綺麗な状態に保つ作業を家事に携わる人だけに任せるのではなく、家族全員が協力して整理整頓に努めなければいけません。