忙しい毎日を過ごす中で洗濯の時間はできるだけ短くしたいと思っている人は多いのではないでしょうか。しかし、洗濯機に搭載されている様々なコースを使い分ける事が出来ているという人は意外と少ないのではないでしょうか。そこで、洗濯機に搭載されている様々なコースの使い分け方法を中心に洗濯時間を短くする方法を紹介します。
目次
標準コース
洗濯機を使用する時に色々なコースがありますが、結局標準コース(おまかせコースなど)を使っているという人は多いのではないでしょうか。
この標準コースの内容はメーカーによっても異なりますが、基本的には洗濯槽に入っている洗濯物の量を計測して洗剤の量や洗濯時間、すすぎなどを自動で計算し行ってくれるという機能です。特に何も考えることなくキレイにしてくれるので、標準コースを使っていれば間違いないとも言えます。
しかし、標準コースが完璧であれば標準コース以外のコースは必要ないということになります。つまり、標準コースは一般的な洗濯物をする分には良いですが、衣類の種類などによってはそれ以外のコースを使ったほうが良いケースも有るということです。
スピード洗濯コース
スピード洗濯やお急ぎ洗濯などの名前が付いているコースです。
文字通り洗濯時間を短縮し、すすぎも1回で終わらせるというものです。一般的な標準コースよりも10分以上洗濯時間が短くなりますし、使用する水の量も少ないので洗濯にかかるコストも下げることが出来ます。
しかし、当然洗濯時間が短いということは洗浄力が標準コースよりも低いということになります。したがって、激しい汚れが付いている洗濯物や大量の洗濯物を洗うのには適していません。
ではどういったケースでスピード洗濯コースを選べば良いのかですが、こまめに少量の洗濯物をするケースです。一人暮らしの人や毎日洗濯をするという人には良いでしょう。ただし、すすぎ1回でOKの洗剤を使うのを忘れないようにしましょう。
ドライコース
ドライコースも多くの洗濯機に搭載されているコースでしょう。
お家クリーニングコースなどの名前になっていることもありますが、クリーニング屋さんのドライクリーニングと同じかというとそうではありません。クリーニング屋さんのドライクリーニングは、有機溶剤を使用したクリーニング方法で、家庭用洗濯機のドライコースは弱い水流で洗濯・すすぎ・脱水などの時間が短くなっているものです。
クリーニング屋さんのドライクリーニングとは違いますが、セーターやオシャレ着など家庭でデリケートな衣類を洗濯したい場合に使うコースとなります。あくまでも簡易的なドライクリーニングなので、オシャレ着用の洗剤を使用したり、洗濯ネットを使用するなど工夫は必要です。
大物コース
布団や毛布などといった大きなものを選択するためのコースが大物コースです。
布団などの寝具は、ゆっくりと洗剤を染み込ませて洗い上げなければいけません。したがって、大物コースは通常の標準コースなどと比べて洗濯時間やすすぎの時間が長めになっています。洗濯機の大きさにもよりますが、基本的には1枚ずつ洗うことになるでしょう。
一人暮らしなどの場合には良いですが、家族分まとめて洗いたいなどといった場合には家庭用洗濯機ではかえって時間がかかりますので、クリーニング屋さんに出すかコインランドリーを利用した方がスピーディーな洗濯が可能となります。
また、このコースを使用する際の洗剤は中性洗剤を使用する必要がありますので注意しましょう。
つけおきコース
肉体労働をしている人や野球やサッカーなどをしている人がいる場合には、泥汚れなど激しい汚れが付いていることも多いでしょう。そんな時に最適なのが、つけおきコースなどと呼ばれているコースです。
洗剤を衣類に長時間浸透させることによって汚れを浮かせてから洗濯をするというコースになりますので、標準コースなどと比べても圧倒的に汚れが落ちやすくなっています。もちろん、つけおきをする時間がありますので、標準コースと比べて倍以上の時間がかかることもあります。
したがって、このコースを使う時はある程度時間に余裕を持って行う必要があります。漬け込みに強い粉洗剤を使用することで洗濯前のつけおき時間を短縮させることも可能です。
洗濯コースを上手く活用しよう
洗濯をする時に何も考えずに標準コースを使用しているという人は多いですが、標準コースは便利ですが標準コースを使っているがゆえに洗濯時間が長くなってしまったり、汚れが落ちきらずに二度洗いなどをしなければならないことも少なくありません。
洗濯時間を短縮するためには、洗濯物の種類や汚れの具合などを事前によく確認しておくことが大切です。毎日こまめに洗濯する人であれば洗濯物の量も少ないので、標準コースではなくスピードコースでも十分汚れを落とすことが出来ます。
また、洗濯機の中には自分で洗い時間やすすぎなどの時間を設定することが出来るコースもあります。自分で洗濯物の状態をうまく判断し、それに合った時間設定を行えばより短時間で洗濯を行うことが可能です。自分の使っている洗濯機にどのようなコースや機能が搭載されているのかを確認し、ベストな洗濯コースを選ぶことが時間の短縮だけでなく水道代や電気代の節約にも繋がりますので試してみましょう。