引き出しの中が物であふれ、整理整頓に悩む人は多いと思います。空き箱やケースなどで仕切って分類してみるも、どうしてもごちゃごちゃして見えてしまう、ということもあります。引き出しの中をうまく整理できない、という人のために、仕切りを使ってすっきり整理する方法を紹介します。仕切りアイテムの選び方や綺麗に見せるアイディアをまとめました。用途に合わせて、引き出し整理の参考にしましょう。
目次
引き出しの中がごちゃごちゃするワケ
引き出しは物を収納するのに便利なため、ついつい「とりあえず」あれこれ入れてしまいがちです。引き出しを閉じてしまえば人目にも触れないため、整理整頓を後回しにしてしまうことも多いでしょう。また、入れ物を使って整理整頓しているつもりでも、見た目がすっきりしていなかったり使い勝手が悪かったりすることがあります。
これは、仕切り代わりにしている入れ物のサイズや色、大きさに統一感がないからです。そのため、どうしてもごちゃごちゃしているように見えたり、せっかくの収納スペースを無駄にしてしまっている可能性が高いです。
ごちゃごちゃの引き出しは、物の出し入れがしにくく、取り出す時に余計な手間がかかってしまいます。自分の家の引き出しがごちゃごちゃしている原因を把握し、使いやすく見た目もスタイリッシュに整理整頓をすることで、気持ちよく生活ができるようになります。
引き出し整理のポイント
引き出し整理のポイントとしてまず大切なのが、「統一感」です。整理するための仕切りやケースに統一感がなければ、いくら整理しても見た目がすっきりとしません。仕切りやケースを選ぶ際には、同種類のアイテムを選ぶことが大切です。
素材や色味を統一することで、スタイリッシュな収納になります。かわいい柄の入ったデザインは興味をひかれやすいですが、小物類の仕切りとして使うことを考えた場合、物が見づらくなることも考えられるので注意が必要です。
もう1つのポイントとしては、仕切りとして使うケースの高さと形を意識することです。せっかく仕切りやケースを使って整理整頓しても、収納スペースを無駄にしてしまうことがあります。
例えば、深いタイプの引き出しであれば、深型の仕切りを使ったり、フタ付きのボックスを重ねて使うなどの工夫をすることで、収納スペースを最大限活用することができます。また、丸型よりも角型のケースを仕切りにしたほうが、スペースを有効に使うことができるでしょう。
キッチン収納に便利なファイルボックス
キッチンの引き出しに、鍋やフライパンなどの調理器具を収納している人は多いと思います。また、食器類の収納にもキッチン下の引き出しを活用することがあります。深さのある引き出しに、フライパンや鍋を重ねて収納していたり、お皿を重ねて片付けていたりすると、下の物が取り出しにくくて使う際の手間になってしまいます。
そこで便利なのがファイルボックスです。書類などを収納するために使うファイルボックスですが、仕切りとしての高さがあるため、深型のキッチンの引き出しにもぴったり。これまで寝せて収納していたフライパンも、ファイルボックスに立てて収納することで出し入れしやすく、スペースも有効に活用できます。
同様に、ファイルボックスにお皿を立てて収納することで、使いたいお皿を簡単に取り出すことができるようになります。フライパンやお皿は重みがあるため、歪みやすい素材よりもしっかりと頑丈な作りのファイルボックスを使うと長持ちします。
浅型の引き出しはトレーで仕切る
浅型の引き出しは、フタ付きの収納ケースよりもトレーで仕切るのがおすすめです。フタがないため、引き出しを開けた時に見やすく、何がどこにあるかぱっと見つけて取り出すことができます。無印良品やニトリ、100円ショップなどには、様々なサイズのトレーがあるので、小物のサイズに合わせて組み合わせて使うことができます。
キッチン内の引き出しに収納している、輪ゴムや爪楊枝、カトラリーなどの整理整頓に便利で、カトラリーもフォーク・スプーン・箸というように種類ごとに寝せて収納すればすっきりとします。デスクの引き出し内の文具類も、ペン、消しゴム、クリップ、付箋などの細かいものも1つ1つ小さなトレーで仕切ると良いでしょう。
また、アクセサリー類も引き出し内をトレーで仕切って収納することで、ネックレス同士が絡まったり付けたいピアスが見当たらなかったり……という悩みも解決します。
タンスの引き出しに便利な仕切りボックス
タンスの引き出しも、意外にごちゃごちゃして使い勝手が悪くなりがちです。下着類・靴下・ストッキングなどを重ねて収納してしまうと、下の物を取り出す時にタンス内がぐちゃぐちゃになってしまうことがあります。このような小さなものは、ボックスを使って上手に整理整頓すると、朝の身支度の時短につながります。
100円ショップにもあるプラスチック製のボックスは、浅型や深型の種類も豊富なので、引き出しの高さにあったボックスを探すことができます。靴下やストッキングなどは、くるくると丸めてボックス内に立てて収納するとすっきりとします。
また、小さなボックスではなく幅の広いボックスを用いて、仕切り板で細かく仕切る方法も有効です。仕切り板は100円ショップなどでも売っていますが、クリアファイルなどを切って組み合わせ、手作りの間仕切りにしても良いでしょう。下着や靴下を1つずつ収納できるスペースを作れば、片付ける時も探す時も簡単便利になります。
引き出し整理の注意点!これで収納上手に
引き出しを整理整頓するための仕切り方について紹介してきましたが、いざ始める時に注意したいことがあります。それは、1つの引き出しを1度にきちんと整理してしまうことです。計画性なしで、気が向いた時に仕切りを買い足して整理しようとすると、引き出し内のごちゃごちゃ感は直りにくくなります。
特に、100円ショップの商品は入れ替えも早いため、同じ仕切りアイテムを購入しようと思っても欠品になっていたり……なんてことも。また、とりあえずいくつか仕切りケースを買ってきてみたものの、追加で仕切りを増やしたくなった時に合うサイズのアイテムが見つけられない、なんてこともあります。
引き出しの整理整頓を行う時には、引き出しのサイズ(縦・横・高さ)をしっかりと確認した上で、できるだけ仕切りケースがぴったりと収まる組み合わせで一度に購入するのが良いでしょう。
そして、収納したいものをあらかじめ分類し、どれくらいの大きさのケースが必要か、どのように収めたいかをきちんとイメージし、仕切りアイテムを選ぶことが大切です。