キッチンスポンジは消耗品になるため、安さや手軽さを重視してしまいがちです。しかし、スポンジの種類によって実際の使用感が大きく変わり、洗物のストレスが大幅に減ることもあるのです。
今回はコストパフォーマンスだけでなく使用感にこだわったお薦めのキッチンスポンジを4種紹介します。
目次
スポンジの種類
スポンジは消耗品で、劣化してきた場合は買い替えのサインになります。たとえば、水切れが悪くなった場合、表面の繊維が崩れてきた場合は買い替え敷きの目印になります。泡立ちが悪くなった場合も同様で、洗浄力に影響があるため新しいものに交換した方が良いのです。
また、スポンジにも種類があります。一層タイプ、二層タイプ、三層タイプ、ネットタイプがあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。上手に使い分ける人も多く、複数種類用意してしまうのも方法です。
一層タイプの特徴
一層タイプは柔らかさが特徴で泡立ちがよいのが魅力です。さっと拭いて落ちるようなお皿の汚れなどを落とすのに向いていて、洗剤をしっかりとつければ油汚れにも対応できます。
一方で、硬いものやこびりついた汚れを落とすのに不向きです。鍋の焦げ付きなどを落とそうとすればスポンジ自体がだめになる可能性が高く、別のスポンジを利用した方が効率が良いのです。料理を良くする場合は別の種類のスポンジも用意するのがおすすめです。
二層タイプ・三層タイプの特徴
二層タイプはソフトな面と固い面があわせてあり、様々な汚れに対応できます。
一つでほとんどの汚れに対応できるのがメリットで二層タイプを中心に利用する人もいます。三層タイプは二層タイプに目の細かいスポンジの層を追加し、洗剤が落ちにくくしているのが特徴です。泡もちにこだわりたいのであれば三層タイプがおっすすめになります。
二層タイプと三層タイプのスポンジは使い勝手がよい分、どちらか一方の面が集中して消耗することもあるため注意が必要です。
画像はキクロン株式会社の2面スポンジ「キクロンA」です。世界で初めてつくられた2層タイプのスポンジで、耐久性を重視してつくられているため消耗にも強い製品です。
ネットタイプの特徴
ネットタイプのスポンジはやわらかく、折り曲げもしやすいのが特徴です。コップなどの形が複雑な食器を洗うのに適していて、食器のフチについた汚れを落とす場合も使いやすくなっています。手のフィット感が好きで利用する人も多く、メリットの一つになっています。
デメリットになるのが一層タイプと同じくやわらかく、落とせる汚れが限られることです。また、他のタイプに比べて泡立ちが弱く感じるケースもあります。二層タイプ、三層タイプと組み合わせると使いやすくなります。
どれを選べばいい?オススメスポンジを4つ紹介!
1. キクロン「KUBOMI(くぼみ)スポンジ」
キクロンの「KUBOMIスポンジ」は二層タイプのスポンジですが、切込み(くぼみ)が入っているのが特徴です。手でつかみやすくなっているだけでなく折り曲げやすくなっていて、カップや茶碗、お皿のフチなどを洗いやすいのが魅力です。一般的なスポンジをしっかり握ると泡が余分に落ちてしまうこともあるため洗剤の節約にも繋がります。
研磨粒子が入っていないのも特徴で、プラスチック製品やガラス製品を拭いても傷つける恐れがないのも特徴になります。一般的なスポンジよりも薄めに作られていて、女性の手に馴染むことを意識しているのもポイントです。
それほど価格が高くないため購入のハードルも低く、近所で手に入らない場合は通販で気軽に取り寄せることができます。薬局などで見かけることが多いスポンジでもあります。
2. ダイニチ・コーポレーション「サンサンスポンジ」
カラーバリエーションが豊富な一層タイプのスポンジです。泡立ちが良く、水切れが良く、長持ちすることが人気の理由です。コストパフォーマンスを優先する人に人気で、スポンジとしては若干高めの価格でもリピーターが多くなっています。洗剤の節約ができるため価格以上の価値を感じる人がいること、黒いスポンジがラインナップされているなどおしゃれに気を使いたい人からも注目されているのポイントになります。
通常タイプとソフトタイプがあり、固さも好みで選ぶことができます。通販ではセット販売が目立ち、まとめ買いをする人が多いのも特徴になります。大手ECサイトで販売ランキング1位を獲得するなど、数字の面でも人気が裏付けられています。
3. 亀の子束子西尾商店「亀の子スポンジ」
亀の子束子(かめのこたわし)販売元が開発したスポンジで、使い勝手の良さを意識して作られています。若干薄めの一層タイプのスポンジで、手に握って心地よく、洗い安いことを意識しています。水切れの良さ、泡立ちの良さも特徴で、銀イオンを繊維に織り込むことで高い抗菌性を確保しています。スタンダードな形で高い品質を求める人に人気のスポンジになります。
カラーバリエーションも豊富で、角型、木の葉型などデザインにもバリエーションがあります。それぞれ洗い心地やつかみやすさ、デザイン性に違いがあるため好みで選べるスポンジの一つです。食器用のスポンジとしては珍しいグレータイプが存在するのも特徴で、汚れ落ちなどが確認しやすくなっています。
4. マーナ「おさかなスポンジ」
魚の形が可愛らしい三層スポンジがマーナのおさかなスポンジです。ただかわいいだけでなく握りやすく、さまざまな形の食器に合わせて使いやすいのが特徴で、一般的な一層タイプ、二層タイプのスポンジに比べて泡持ちが良くなっています。
特にコップを洗うために購入する人が多く、魚の尻尾の部分を使うときれいに底まで洗うことができます。取っ手がついたタイプのスポンジを利用する人もいますが、より手軽に使えるおさかなスポンジを利用する人も多いのです。
子ども馴染みやすいデザインのため、家事の手伝いや勉強の為に使えるのもポイントになります。単純に心が和むデザインがいいと感じる人もいるため、キッチン周りのアイテムにこだわりたい人にも人気です。
まとめ
いかがでしたか?
キッチンスポンジの種類は多く種類ごとに長所と短所があります。泡立ちの良さで洗剤の量を節約できるなど高機能なスポンジも増えていて、値段以上の節約効果を見込めるケースもあります。
耐久性が高いスポンジもあるため、コストパフォーマンスを考えるのであれば長持ちで高機能なスポンジを購入するのも一つの方法なのです。デザインに優れたスポンジもあるため、あわせて候補に入れると洗物が楽しくなります。
是非、キッチンスポンジを選ぶ際の参考にしてください!