今や、家庭でもすっかりおなじみとなった粘着クリーナー。
コロコロや粘着ローラーという名前でもよく知られていますよね。
掃除機のように電源が必要なく、軽くて音もしないから、いつでも気楽にさっと掃除できるのが便利ですよね。
それでいて、細かいほこりやゴミまで、しっかり吸着してくれるので助かります。
最近では、そこにさまざまな工夫をこらした製品も販売され、ますます種類も豊富になってきました。
そんな粘着クリーナーをどのようなポイントで選べばよいのか、おすすめ製品とともに紹介していきます!
目次
粘着クリーナーの種類は2種類!その違いを解説
粘着テープタイプ
粘着クリーナーといえば、まず粘着テープタイプのものを思い浮かべる人が多いでしょう。
テープは使い捨てで、粘着力がなくなるまでゴミやほこりを吸着したら、あとは破り取って捨てればよいだけ。
その手軽さが、とても魅力となっています。
ほとんどの製品は規格に合わせて作られているので、他社のテープでも好きなものに取り替えられるのもよいところですね。
ローラーそのものに粘着力のあるタイプ
一方、最近ではローラーそのものに粘着力を持たせたタイプの粘着クリーナーも出ています。
こちらは使い捨てではなく、粘着面が汚れたら洗ってゴミやほこりを落とし、何度でも繰り返し使えるというものです。
テープを捨てる必要がないので、余分なゴミがでないのがメリット。
1回購入してしまえば、あとは長く使い続けられるのもとても経済的ですよね。
粘着クリーナーを選ぶ際に注目すべきポイント
「柄の長さ」
粘着クリーナーは、場所に合わせて「柄の長さ」を変えるとより使いやすくなります。
小回りが利くハンディタイプ
例えば、寝室や車内なら動き回る必要はなく、座ったままローラーをかけられますよね。その場合には、柄の短いハンディタイプが向いています。
小回りがきくので、家具や物の多い場所でも使いやすく、ソファやクッション、衣類などのお手入れにもそのまま使えます。
立ったまま掃除できるロングタイプ
逆に、リビングや廊下などの広いスペースを掃除するときには、立ったまま使えるロングタイプが向いているでしょう。
掃除機をかけるのと同じように、すいすいと楽に移動することができます。
2つの良さを兼ね備えたジョイントタイプ
このハンディタイプとロングタイプの両方の良さをかねそなえたのが、組み立て式のジョイントタイプです。
場所に合わせて長さを調節することができるので、わざわざ複数の粘着クリーナーを使い分ける必要もなく便利です。
「粘着力」
粘着クリーナーは、床の種類によって「粘着力」を変えなければいけません。
基本的には、粘着力は強ければ強いほどゴミやほこりはよく取れます。
たとえば、カーペットやマットのように毛足の奥まで入り込みやすい床では、粘着力の強いテープのほうが向いているでしょう。
逆に、平らなフローリングやビニール床では、粘着テープが貼りついてしまい、そのままはがれてしまうこともあります。
これを畳でやると、毛羽立ちやささくれの原因にもなってしまうので気をつけてください。
このような床では、少し粘着力をおさえた専用のテープを使うのが正解です。
いちいち取り替えるのが面倒だという場合は、どの種類の床にも対応できる兼用タイプもあります。
なかには、先に強い粘着力のテープでカーペットを掃除して、粘着力が落ちてからフローリングを掃除する、といった工夫をする人もいるようですね。
「テープのはがしやすさ」
粘着クリーナーで意外と大事なポイントが、「テープのはがしやすさ」です。
粘着力の落ちたテープをはがそうとして、切れ目がなかなか見つからなかったり、切れ端をうまくつまめなかったりして、イライラした経験をしたことがある人も多いですよね。
特に、女性だとネイルをしているととてもやりづらくなります。
それを受けて、粘着テープにははがしやすい工夫をしたものもあります。
たとえば、切れ目にラインを入れて分かりやすくする、ミシン目を入れて破りやすくする、カットを斜めにして切れ端をつまみやすくする、といったものです。
手軽さが魅力の粘着クリーナーだからこそ、ストレスなく使いたいものですよね。
決められないならこれを使ってみて!カジタク一押し粘着クリーナー
粘着クリーナーを選ぶ際にチェックするポイントについていくつか紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
次は、カジタクイチオシの粘着クリーナーについていくつか紹介していきます!
山善「ドリームコロコン」
「ドリームコロコン」は、洗って何度もくりかえし使うことができる、ポリウレタン製の粘着クリーナーです。
その耐久性は、何と1万2,000回洗浄しても吸着力が落ちないほど!
ポリウレタンは熱や油、溶剤などにも強いので、かなり長く使うことができそうですね。まさに、地球にもお財布にもやさしい粘着クリーナーといえるでしょう。
粘着力自体もかなり強く、ある程度ゴミがついていても問題なく使い続けられます。ローラーには弾力性と厚みがあり、カーペットの奥までしっかり吸着。端から端まで粘着力があるので、部屋の隅まできれいにゴミを取りのぞいてくれるでしょう。
粘着テープのようにはがれないので、カーペット以外にも、フローリングや網戸、さらにソファや衣類などにも使用できます。
ハンディタイプなので、自宅以外の車内や勤務先など、さまざまな場所にも持ち運べます。
付属ケースもあるので、収納場所にも困ることはないですね。
コジット「マジックゲルローラー」
「マジックゲルローラー」は、洗って何度も使いなおせる、ゲル素材の粘着クリーナーです。
ローラーがやわらかいゲルなので、押されると広がり、床の凸凹や細かい溝までしっかり吸着します。通常の粘着クリーナーでは取れないようなゴミも、しっかりくっつけてくれます。
粘着テープのように貼りつくことがないので、カーペットだけではなく、フローリングや車のなか、さらにペットなどにも使用することができます。
その粘着力の強さは、何と6万回洗浄しても落ちないほど!これは、粘着テープタイプでいえば、一度に2巻使用する計算で、80巻タイプの1,500本分にあたる回数です。
比較してみると、そのコストパフォーマンスが実感できますね。
一方で、ゲルは水に濡れると粘着力をなくすので、ゴミを洗い落とすのもとても簡単。
乾くのも速いので、タオルなどで拭き取ればすぐにまた使用できます。
ローラーは水玉模様がかわいらしく、ゲル素材からはフルーティーな香りもほのかにします。
毎日の掃除が、楽しくなりそうな粘着クリーナーですね。
ニトムズ「コロコロ フロアクリン ジョイント柄 C4822」
「コロコロ」は、今や粘着クリーナーの代名詞ともなったシリーズですよね。
その最新作となるのが、この「コロコロ フロアクリン」です。
重さ400gととても軽く、家中どこでも楽に持ち運び可能。さらに、これ一本あれば、カーペットからフローリング、ビニール床、畳まで、さまざまな種類の床に対応することができます。
その秘密は、強粘着に弱粘着をボーダー状に巻きつけたW粘着加工にあります。
こうすることで、まず平らな床には弱粘着がくっつくことになります。
しかし、カーペットなどにぐっと押し込まれると、奥の強粘着も届いて、しっかりゴミを取ってくれるというわけです。
そのフロアクリンの中でも、ジョイント柄はさらに柄が伸縮自在。
場所や使い方に合わせて、4サイズのうち好きな長さを選ぶことができます。
sarasa design 「カーペットクリーナー」
sarasa designの「カーペットクリーナー」は、国際的なデザイン賞であるREDDOTデザイン賞を受賞したプロダクト。
デザイン性を重視した、とてもおしゃれな粘着クリーナーです。
まず、見た目からして通常の粘着クリーナーとは大きく異なっています。
柄がまっすぐではなく90度に折れ、ローラーと持ち手が水平になるように配置。
このような形を取っているのは、付属のケースにきれいにおさめるためです。
そのケースも、マット加工によってまるで陶器のような質感をはなっています。
知らない人が見ても、まず粘着クリーナーとは分からないので、どこに置いておいても目立ちません。
そのすぐれたデザイン性から、国際的なREDDOTデザイン賞も受賞しています。
もちろん、デザインだけではありません。
柄はとても軽く、持ちやすく作られています。
手とローラーとの位置が近いので小回りがきき、衣服のホコリ取りなどにも便利です。市販の粘着テープとも取り替えられるので、用途によって使い分けることもできますね。
カラーは、白と黒の2種類。
落ち着いた色合いでインテリアとしてもよくなじむので、部屋の雰囲気にこだわりたい人にはおすすめの粘着クリーナーです。
アズマ「カーペットクリーナー ぱたぱた粘着ローラーH AZ357」
「カーペットクリーナー ぱたぱた粘着ローラー」は、カバーとローラーが一体化した、ユニークな粘着クリーナーです。
掃除に使うときにはカバーを上に開き、使い終わったあとはふたたび閉じて戻します。
その動作がまるで羽のようで、「ぱたぱた」というわけですね。
カバーやケースが独立していると、どうしても紛失したり、踏んで破損したり、ということも起こりがちです。
その点、この粘着クリーナーなら心配はいっさいありません。
もちろん、使用中はカバーがしっかり固定されて、掃除の邪魔になることもありません。
閉じたカバーは脚のようになって自立できるので、そのまま床に立てておくこともできます。厚みもわずか約8cmと、狭い場所にも楽々に収納することができます。
使い勝手のよさでは、まさにトップクラスの製品といえるでしょう。
カラーはオレンジ、ホワイトの2種類。
見た目もどこか鳥のようにかわいらしく、愛着の持てそうな粘着クリーナーです。
まとめ
粘着クリーナーには、このように様々な種類があります。
どれも吸着力にすぐれ、掃除機代わりとしても十分に活躍してくれるでしょう。
ただし、使い道を間違えると、せっかくのよい製品も台無しです。
消耗品だからと適当に安いものを選ばず、自宅の環境に合わせて、うまく使い分けを考えるようにしましょう。
よい粘着クリーナーを選べば、きっと自宅も効率的にきれいになっていくはずですよ!