部屋の掃除をする際に便利な掃除機ですが、集塵方法によってサイクロン式や紙パック式などの種類があり、どのような違いがあるのか明確にわからない人も多いのではないでしょうか。また、コードレスタイプやコンセント型のものなど、どれを選べばいいのか迷ってしまいます。そこで今回は掃除機のタイプごとの特徴と、おすすめの最新掃除機を紹介します。
目次
紙パック式とサイクロン式の違い
掃除機は集塵方法の違いによって紙パック式とサイクロン式に分けられます。紙パック式は使い捨ての紙製のパックに吸い込んだほこりが集まる仕組みになっており、そのまま紙パックごと捨てることが可能です。紙パック自体は使い捨てのためその都度交換が必要ですが、集めたほこりを紙パックごと捨てるためほこりが舞いません。
また、紙パックを通して空気が排気されるのでフィルターの役割も担っています。紙パックがほこりで詰まってしまうと吸引力が落ちてしまったり、においが気になってくるのでこまめな交換が必要です。
サイクロン式は吸い込んだほこりがダストカップに集められます。ゴミが溜まったらその都度捨てなくてはいけませんが、紙パック式のように使い捨てではないためコストカットに繋がります。吸い込んだ空気は遠心力によって空気とゴミに分離され、空気のみがフィルターを通して排出される仕組みです。
ダストカップは定期的に手入れをしないとカビやにおいの原因となってしまうため、ダストカップの手入れが楽がタイプを選ぶといいでしょう。
スティック型の主流はコードレス式の掃除機
掃除機の形状も片手で使用できるスティック型と、タイヤで転がして使用するキャニスター型があります。スティック型はキャニスター型と比べ軽量なことが大きな特徴で、持ち運びのしやすさで人気です。
スティック型でも特に多いのがコードレス式で、コンセントを使用しないため家中をストレスなく掃除することができます。一回の連続使用時間は掃除機によって異なりますが、多くは30分程度の使用が可能です。長いものでは連続使用時間が90分を超えるタイプもあるので、じっくり掃除機をかけたい人は連続使用時間の長いものを選ぶといいでしょう。
キャニスター型はほとんどのタイプがコンセントから給電するタイプです。スティック型よりも重量はあるので持ち運びは難しいですが、本体の安定性はあるため高齢者の方でも安心して使用できます。またコンセントタイプなので吸引力の持続性も高く、ゆっくり時間をかけて掃除機をかけたい人にもおすすめです。
迷ったらこれ!コードレス掃除機のおすすめ
ダイソン「Dyson V11 Fluffy」
ダイソンはサイクロン式のコードレス掃除機の有名メーカーですが、この「Dyson V11 Fluffy」は使用されているモーターが従来のタイプよりも進化し、吸引力が格段に向上しています。さらに大容量バッテリーを搭載し、最長60分の連続使用が可能です。バッテリーの残量は手元のディスプレイで確認ができるため便利です。
パワーと持続性を兼ね備えたハイスペックな掃除機です。
アイリスオーヤマ「極細軽量スティッククリーナー IC-SLDC7-P」
「極細軽量スティッククリーナー IC-SLDC7-P」の特徴は本体の軽さで、重量約1.2キロのコンパクトサイズのため持ち運びが便利です。
また集塵方式は紙パック式で、ほこりを捨てる際にチリが舞い上がらないため便利です。連続使用時間は約30分と標準的ですが、ほこり感知センサーを搭載し自動で吸引力の調節を行うなど機能性に優れています。
三菱「iNSTICK HC-VXH30P」
「iNSTICK HC-VXH30P」は、一台で4役をこなせる多機能型の掃除機です。通常はスティック型のコードレス掃除機として使用できますが、部品を付け替えることによりハンディクリーナーやふとんクリーナー、空気清浄機に変わります。
メインの掃除機としても自走式パワーブラシでカーペットや細かい溝に入り込んだ細かなゴミまでしっかりと吸引してくれます。メインでもサブでも、一台あるととても便利な掃除機です。
キャニスター型掃除機のおすすめ
日立 「サイクロン式クリーナーCV-SP900G」
「サイクロン式クリーナーCV-SP900G」は、小型ながらハイパワーモーターを搭載しており、吸引力の高さが一番の特徴です。吸引力の持続性も高く、しっかりと時間をかけて掃除機をかけたい人におすすめです。
本体もコンパクトで軽量タイプなため、じっくりと掃除機をかけても負担になりません。
シャープ 紙パック式掃除機「EC-MP310-S」
紙パック式のキャニスター型である「EC-MP310-S」は本体質量が2.4キロととても軽量なため、女性でも楽に持てます。また、運転モードを自動で制御し、最適なパワーを選択してくれるので無駄な電力を抑え節電に繋がります。モーター駆動のブラシを搭載しているため、パワーも強力です。
目的によって掃除機を選ぼう
掃除機の種類や特徴について解説してきましたが、使用する頻度や手入れの方法、持ち運びの有無などで目的の掃除機は大きく変わります。
また、一台だけでなくメインとサブといったように目的に合わせて使い分けることも方法のひとつです。今回紹介したおすすめの掃除機を参考に、自分にあった掃除機を探してみるのもいいでしょう。